ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~
ー小鳥遊邸・道場(4/10/夜)ー
雲水「拳闘(ボクシング)?」
悠「そうだ。早急に学びたいんだが。」
雲水「フンッ!」
ゴッ!!
悠「がはっ!!な、なんさらすんじゃい!おま、お前のゲンコツはおれの石頭関係なく脳ミソが揺れるんだぞ!」
雲水「たわけ者が。お前みたいな者が付け焼き刃的に拳闘を身に付けれると思ってるのか!」
悠「思ってねぇから聞いてるんだろ!」
鳳「ふふ、貴方達なんだか親子みたいよ」
雲水「茶化すな、鳥居の」
道玄「しかし、拳闘云々以前に……氣を溜めているのか?」
悠「……」
雲水「やっていないようだなぁ」
道玄「やれやれ…。龍剄気孔のさわりだけを学んでも弾針勁は真の意味では完成せんぞ。」
悠「しゃーねぇーだろ。おれはアンタの娘さんみたく指パッチンだけで龍剄を操れるほど才能も氣も無いんだから。」
道玄「確かに、お前には才は無いな。」
悠「わぁ…ハッキリいわれた。」
道玄「だが、弥一から引き継いだひねくれた根性はあるだろ。あと、歪んだ性格に諦めの悪さに…」
悠「まてまて、なんかものスゴくバカにされてる気がするんだが」
道玄「……褒めるのは難しいな。」
悠「誉めてたのか!?」
雲水「がはは。小僧、安心しろ凡才も才だ」
悠「だから、アンタらおれを落ち込ませたいの!?なんなの?」
道玄「言われたくなければ言われぬようになれ」
雲水「凡才には凡才の意地をみせい」
悠「もうやだ。この化け物オヤジ共…」
鳳「ふふ。叩き潰されて初めて見える道もあるものよ。逃げずに近づけばいつかはたどり着くわ。」
悠「はぁ…」
鳳「ふふ。悠くん」
悠「あ、はい?」
鳳「体はいくら鍛えても、ある時は未熟で、またある時は病気や老いで、その人が真に「強い」といえるのはほんのわずか。もしかすると一生のうちほんの数秒間だけかもしれないわ。」
悠「……」
鳳「精神の強さも、同じだと思うの。心や体の強健さは、貴方の求める「答え」じゃないと思うの。一歩でいいわずかでも貴方が進めば近づける。近づいて触れ合えばその人の何かがきっと貴方の何かを変えてくれるわ。」
悠「…おれもその人の何かを変えれると?」
鳳「ふふ。それは貴方次第よ。ただ、たとえその体も心も朽ち果てても、その絆は誰かに引き継がれて、それはもっと大きな何かを変える「力」になっていくわ。悠くん」
悠「はい。」
鳳「強さとは受け入れるという事…よ?」
悠「……確かにそうかも知れないですね。けど、おれと爺は違います。っか、おれはほらなんもかんも受け入れるほど強くは無いですから」
鳳「あら、そうかしら?」
道玄「まぁ…お前は傲岸不遜なチンピラのままでいるといい」
悠「だから、貶めたいの!?」
雲水「がははは。」
雲水「拳闘(ボクシング)?」
悠「そうだ。早急に学びたいんだが。」
雲水「フンッ!」
ゴッ!!
悠「がはっ!!な、なんさらすんじゃい!おま、お前のゲンコツはおれの石頭関係なく脳ミソが揺れるんだぞ!」
雲水「たわけ者が。お前みたいな者が付け焼き刃的に拳闘を身に付けれると思ってるのか!」
悠「思ってねぇから聞いてるんだろ!」
鳳「ふふ、貴方達なんだか親子みたいよ」
雲水「茶化すな、鳥居の」
道玄「しかし、拳闘云々以前に……氣を溜めているのか?」
悠「……」
雲水「やっていないようだなぁ」
道玄「やれやれ…。龍剄気孔のさわりだけを学んでも弾針勁は真の意味では完成せんぞ。」
悠「しゃーねぇーだろ。おれはアンタの娘さんみたく指パッチンだけで龍剄を操れるほど才能も氣も無いんだから。」
道玄「確かに、お前には才は無いな。」
悠「わぁ…ハッキリいわれた。」
道玄「だが、弥一から引き継いだひねくれた根性はあるだろ。あと、歪んだ性格に諦めの悪さに…」
悠「まてまて、なんかものスゴくバカにされてる気がするんだが」
道玄「……褒めるのは難しいな。」
悠「誉めてたのか!?」
雲水「がはは。小僧、安心しろ凡才も才だ」
悠「だから、アンタらおれを落ち込ませたいの!?なんなの?」
道玄「言われたくなければ言われぬようになれ」
雲水「凡才には凡才の意地をみせい」
悠「もうやだ。この化け物オヤジ共…」
鳳「ふふ。叩き潰されて初めて見える道もあるものよ。逃げずに近づけばいつかはたどり着くわ。」
悠「はぁ…」
鳳「ふふ。悠くん」
悠「あ、はい?」
鳳「体はいくら鍛えても、ある時は未熟で、またある時は病気や老いで、その人が真に「強い」といえるのはほんのわずか。もしかすると一生のうちほんの数秒間だけかもしれないわ。」
悠「……」
鳳「精神の強さも、同じだと思うの。心や体の強健さは、貴方の求める「答え」じゃないと思うの。一歩でいいわずかでも貴方が進めば近づける。近づいて触れ合えばその人の何かがきっと貴方の何かを変えてくれるわ。」
悠「…おれもその人の何かを変えれると?」
鳳「ふふ。それは貴方次第よ。ただ、たとえその体も心も朽ち果てても、その絆は誰かに引き継がれて、それはもっと大きな何かを変える「力」になっていくわ。悠くん」
悠「はい。」
鳳「強さとは受け入れるという事…よ?」
悠「……確かにそうかも知れないですね。けど、おれと爺は違います。っか、おれはほらなんもかんも受け入れるほど強くは無いですから」
鳳「あら、そうかしら?」
道玄「まぁ…お前は傲岸不遜なチンピラのままでいるといい」
悠「だから、貶めたいの!?」
雲水「がははは。」