ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/10/夜)ー

悠「悪いな呼び出して」

デイジー「いえいえ、構いマせんデスワよ。ワタクシは寛大で広大にしてFRIENDLYデスから。」

夜霧「お嬢様のお心は海よりも深いです。」

デイジー「おーっほっほっ。キリ、照れてしマいマスわ♪」

悠「話を進めていいかな?」

澪「凄いな…。あの悠が普通に話を進めようとするほどとは…」

ともき「デイジーちゃんの側にいるメイドさんがツッコミじゃなく称賛してるから際限なくプラスにとらえていくからな。」

美喜「超ポジティブレイヤーよね…」

悠「デイジーはスタイルがボクシングだったよな?」

デイジー「うっ…」

悠「へ?」

夜霧「お嬢様!お気を確かに!」

デイジー「うぅ…」

悠「えと…どゆこと?」

夜霧「はい、昨日真桜様とお嬢様はラジオで対談したのをご存じでしょうか?」

悠「あぁ、めっさ険悪状態だったな。朝露さんがなぜか土下座してたみたいだったし」

夜霧「あのあと、許してはいただけたのですが……着信拒否は実行されたようで…」

悠「真桜は本気でやるタイプだからな…」

朝露「それで今、お嬢様は格闘技やそれに類するお話に拒否反応がありまして…」

デイジー「も、もうしわけ有りマセんがワタクシ、ちょっと体調が優れマせんの…悠様、今日は失礼させていただきマスワ…。あと……ま、真桜によろしくお伝えくださいマし。」

朝露「お嬢様、朝露の手をお取りください。」

悠「……えー、なんも話してないうちに退場しちゃったよ。」

ともき「なんの話聞くつもりだったんだ?」

悠「ボクシングについてちょっと聞きたかったんだけど……あの調子じゃしばらく無理そうだな。」

澪「ローガンさんに聞けばいいんじゃないか?」

悠「あのオッチャンちょっと苦手なんだよなぁ…拳二くらいバカなら話しやすいんだけど」

ともき「けっこう酷いよな…」

悠「ならば、汝、中山ともきに問う。」

ともき「な、なんだよ?」

悠「瓦谷拳二を賢いまたは一般教養を持つ大人といえるだろうか?」

ともき「……」

悠「いえるだろうか?」

ともき「の、ノーコメント」

悠「コノヘタレ」

ともき「不気味な声でヘタレいうな!」

悠「イヒヒ」

澪「どっからそんな声出してるんだ…」

悠「フランス語しゃべる感じに鼻から空気を出しながらかな」

澪「いや、知らないし。」

悠「あー…それにしても、デイジーが外れたか……。」

ともき「なんでボクシング?」

悠「小鳥遊さんには色々あるのですよ。」

ともき「色々ありすぎるんだよ」

悠「そうか?おれは見た目通り至極単純な男だぞ」

ともき「見た目が一番難解だよ。」

悠「え…?」

ともき「なに初めて知ったみたいなリアクションしてんだよ!?こっちが驚きだよ!」
95/100ページ
スキ