ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~
ーラスタ・ラヴ(3/9/夜)ー
悠「……っとまぁ、こうやって考えていくと消極的に「マカロニサラダ」ぐらいしか収まりどころがない特殊な食べ物のなんじゃないかとも思えてくるわけだ。」
ともき「ほう。」
悠「実はアメリカでも似たようなものがあって……おもに日本のよりも短くてカールしたマカロニをマヨネーズやホワイトソースであえたものがMacroniSaladとして広く親しまれてる」
亮「知らないな」
月美「食べたことあるよー」
亮「えー、そうだったか?」
悠「しかも恐ろしいことにアメリカ人たちは日本人ほども野菜を入れたがらない。」
紅「より、サラダから遠ざかってる訳か。」
悠「存在感は薄いのにその場に加わるとなぜか周囲の会話が弾む友人……ところがあるとき、ふとそいつのことをマジメに掘り下げると、名前も肩書きも住所も、そいつを取り巻く世界が全部デタラメだったことが発覚した……みたいな」
「「「怖っ!?」」」
悠「……マカロニサラダ、お前は何者だ?」
翡翠「…プルプル…」
月美「まかろいサラダの話だよね?」
亮「マカロニだよ…舌足らず」
月美「……」
悠「さて、続きは先生が次回の学会で論文として提出します。」
紅「話題を呼びそうだな」
ともき「あ、そういうロールはまだ続けるんだ」
悠「余談だが先生のお気に入りはここんとこコンビニの棚によく並んでる100円台前半のパック入りマカロニサラダだな。発泡トレーの惣菜パックより値段も安くて、マカ……ザ・マカロニファンにとっては革命的な商品だ。」
翡翠「…ざ・まかろに…」
月美「ザ・まかろい!」
ともき「さっそく言い換えてる」
亮「そして、マカロニくらいいってくれ…」
悠「コンビニのチェーンによってコク系、つゆだく系、ツナコーン入りなど微妙に味付けが違うが、そこも含めて開拓しがいがあるぞ」
ともき「なるほど。」
悠「ついでに天ぷらの話しもしようか。」
紅「お、今日はノリノリだな」
悠「ワンコインの「天丼てんや」の話だ。いつものように天丼を食べてたら、やたら決まった剣豪みたいなオヤジが入ってきてな席につくなりメニューも見ずにこんな風に注文した」
『天丼ひとつ…たれ抜きだ』
ともき「たれ抜きなんて注文あるのか?」
悠「おれも長いこと通ってきたがはじめて聞いた。それで剣豪はおもむろにテーブルの上から塩をとった……塩天丼だ」
紅「塩天丼」
亮「塩か…」
悠「微妙と思うかもしれないが、ちょっと本格的な天ぷら屋だと天つゆの他に塩で……ってあるだろ。」
ともき「ああ、塩とレモンとかでるな」
悠「それをてんやの天丼でやったんだ。しかも最後に微笑がこぼれていた」
紅「そんなに美味かったのか…」
悠「ちなみに三日後、おれは意を決して天丼たれ抜きを頼んだ。そして運ばれてきた天丼に塩をかけて食べた…」
亮「味のほうは?」
悠「これが、予想よりも全然大したことなかった」
「「「え?」」」
悠「ご飯の部分はなにもかかってないからな、塩天ぷらはまあ悪くないが丼としてはどう考えても無理がある。それでこうなったら目の前の醤油かタレにヘルプを……っと、思ったがここは最後まで格好つけねば……フッ……これが微笑の真相だ」
美喜「バカみたいね…」
悠「……っとまぁ、こうやって考えていくと消極的に「マカロニサラダ」ぐらいしか収まりどころがない特殊な食べ物のなんじゃないかとも思えてくるわけだ。」
ともき「ほう。」
悠「実はアメリカでも似たようなものがあって……おもに日本のよりも短くてカールしたマカロニをマヨネーズやホワイトソースであえたものがMacroniSaladとして広く親しまれてる」
亮「知らないな」
月美「食べたことあるよー」
亮「えー、そうだったか?」
悠「しかも恐ろしいことにアメリカ人たちは日本人ほども野菜を入れたがらない。」
紅「より、サラダから遠ざかってる訳か。」
悠「存在感は薄いのにその場に加わるとなぜか周囲の会話が弾む友人……ところがあるとき、ふとそいつのことをマジメに掘り下げると、名前も肩書きも住所も、そいつを取り巻く世界が全部デタラメだったことが発覚した……みたいな」
「「「怖っ!?」」」
悠「……マカロニサラダ、お前は何者だ?」
翡翠「…プルプル…」
月美「まかろいサラダの話だよね?」
亮「マカロニだよ…舌足らず」
月美「……」
悠「さて、続きは先生が次回の学会で論文として提出します。」
紅「話題を呼びそうだな」
ともき「あ、そういうロールはまだ続けるんだ」
悠「余談だが先生のお気に入りはここんとこコンビニの棚によく並んでる100円台前半のパック入りマカロニサラダだな。発泡トレーの惣菜パックより値段も安くて、マカ……ザ・マカロニファンにとっては革命的な商品だ。」
翡翠「…ざ・まかろに…」
月美「ザ・まかろい!」
ともき「さっそく言い換えてる」
亮「そして、マカロニくらいいってくれ…」
悠「コンビニのチェーンによってコク系、つゆだく系、ツナコーン入りなど微妙に味付けが違うが、そこも含めて開拓しがいがあるぞ」
ともき「なるほど。」
悠「ついでに天ぷらの話しもしようか。」
紅「お、今日はノリノリだな」
悠「ワンコインの「天丼てんや」の話だ。いつものように天丼を食べてたら、やたら決まった剣豪みたいなオヤジが入ってきてな席につくなりメニューも見ずにこんな風に注文した」
『天丼ひとつ…たれ抜きだ』
ともき「たれ抜きなんて注文あるのか?」
悠「おれも長いこと通ってきたがはじめて聞いた。それで剣豪はおもむろにテーブルの上から塩をとった……塩天丼だ」
紅「塩天丼」
亮「塩か…」
悠「微妙と思うかもしれないが、ちょっと本格的な天ぷら屋だと天つゆの他に塩で……ってあるだろ。」
ともき「ああ、塩とレモンとかでるな」
悠「それをてんやの天丼でやったんだ。しかも最後に微笑がこぼれていた」
紅「そんなに美味かったのか…」
悠「ちなみに三日後、おれは意を決して天丼たれ抜きを頼んだ。そして運ばれてきた天丼に塩をかけて食べた…」
亮「味のほうは?」
悠「これが、予想よりも全然大したことなかった」
「「「え?」」」
悠「ご飯の部分はなにもかかってないからな、塩天ぷらはまあ悪くないが丼としてはどう考えても無理がある。それでこうなったら目の前の醤油かタレにヘルプを……っと、思ったがここは最後まで格好つけねば……フッ……これが微笑の真相だ」
美喜「バカみたいね…」