ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/9/夜)ー

悠「試験に出すかもしれないからちゃんとノートにとっておくように」

「「「……は?」」」

美喜「いきなり入ってきて、いきなりなにをいってるのよ…」

悠「あぁ、すまん、すまん。昨日のマカロニサラダについての研究報告の続きだ。」

澪「続いてたのか…」

ともき「まぁ…いちおう聞いとこうか」

亮「え、なんの話し?」

紅「マカロニサラダ」

月美「まかろいをマヨネェズであえたやつ?」

ともき「そうそう。マカロニな」

月美「まかろぃ!」

亮「言えてねぇから」

月美「ま、まかろい!」

翡翠「…まかろに…」

美喜「マカロニだけでこんなにポカポカしてくるのは何故かしら」

澪「春だからじゃないかな」

悠「よっこいしょ。このマカロニサラダの最大の問題点を指摘します。簡単にいうとマカロニサラダはサラダなのか?」

亮「どういうことだ?」

悠「岡崎くん「サラダ」の定義を答えなさい」

亮「え、えーと…」

翡翠「……」
クイクイ

悠「あー?」

翡翠「……おひざ…」

悠「あぁ、別にいいぞ」

翡翠「……」
ポフッ

月美「あ…む~」

亮「生野菜にドレッシングとかかけたもの?」

悠「マカロニサラダは?」

亮「あぁ…」

紅「でもちょっとだけ千切りのニンジンとかタマネギ、キュウリが入ってるのあるよな?」

悠「無い場合だってあるのにそこだけでサラダと言い張る?」

亮「それをいったらポテトサラダだって似たようなものじゃないか?」

翡翠「…ぽてとはおやさい…」

亮「あ…」

悠「ちなみにいっておくとサラダの語源は古代ギリシャやローマ時代に塩を意味したラテン語の「SAL」彼らが生野菜に塩をかけて食べたことからきてる。マカロニサラダとは関係ない」

紅「じゃあせんべいとかのサラダ味は?」

ともき「あれはサラダ油のことだよ。「塩味」って称するより洋風っぽい響きになると付けられたそうだ。」

悠「結論としてはマカロニサラダが「サラダ」である根拠はほぼ無いに等しい」

亮「そうなんだ…」

月美「……(ゆうにぃのおひざ…ゆうにぃのおひざ…)」

翡翠「…いっしょにすわる?…」

月美「!?」

翡翠「…となり…」

悠「うん?あぁ、座るか?」

月美「す、しゅわる!」
ポフッ

悠「さて、そこに気がつくともっといい呼び名を探してみたくなります。」

紅「ふむ」

悠「マカロニのマヨネーズあえを略して……マカマヨ。中山くんどうですか?」

ともき「なんとなく「カニカマ」みたいで言いにくいな」

悠「じゃあ、不自然なサラダを落として「ザ・マカロニ」」

亮「しっくりこないかな」

悠「詩的(ポエティック)かつ少年誌風にいくなら個人的な食べ心地で「ホワイトヘブン」とか」

紅「同意はちょっと出来ないな」
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