ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(4/8/夕)ー

鈴猫「夕方になると静かになったね」

澪「悠はラジオ、ともきは帰って、金剛と千夜は店……」

美喜「アンタらは?」

優日「私は特に用事無いです」

鈴猫「私も」

美喜「もっと女の子らしくしなさいよね」

鈴猫「美喜こそジャージ以外の服着たらいいのに」

美喜「機能性重視」

優日「澪くんは制服着てるよね。」

澪「まぁ、バイトだし」

優日「じゃあ、オーナーさんも着ないと」

美喜「ボタンってメンドクサイのよね」

優日「あ、悠もそれいってた。ジッパーのが楽って」

美喜「そういう部分は悠と気が合うわ。」

澪「悠は変わるの上だけだしな…。下なんか軍パン以外見たこと無いし。」

優日「あと、黒オンリー。」

鈴猫「しかも、柄の悪いの」

優日「悪くないよ!」

美喜「あぁ…ここにも柄のセンスが悪い子が居たわね…」

澪「今日のシャツも背中に「漢」の一文字だし……豪鬼かよ。」

優日「瞬獄殺はできないよ」

澪「できたらドン引きだから」

鈴猫「ニット帽は変わらないね」

優日「ふふん。そうみえて、これ実はメッシュなんですよ。通気性バッチリです!」

美喜「最近暑いものね。」

優日「そう…もうタオル+ニット帽だと頭が蒸れて蒸れて…」

鈴猫「タオルはいらないんじゃない?」

優日「万が一にニット帽が外れたら大惨事ですよ?」

鈴猫「大惨事?!」

優日「誰かに見られたりしたら三日は引きこもります」

美喜「もったい無いわね…。可愛いのに」

澪「オーナー見たことあり?」

美喜「前に一度、一瞬だけね。何て言うのかしら…本当に目の大きな女の子な顔。」

鈴猫「羨ましいなぁ。パッチリの目」

優日「ぜんぜん良いことないですよ…はずかしぃ…」キュッ…

美喜「そんな、両指でつまんで帽子深く被る仕草……これが萌えよね」

澪「はい。」

優日「萌なら私は鈴猫さんをゴリ押しします。」

鈴猫「ブッ!」

美喜「久々に噴いたわね……」

鈴猫「ご、ごめん。ちゃんと拭くから…」

優日「お姉さん、猫70度%、ミニ八重歯、ツンデレおっぱい、お腹…他。これだけのオプションがついて性格も悪くない!なのに彼氏なし…こんな物件他に無いですよ!」

澪「ジャパハリネットみたいに力説されても…」

鈴猫「……けどね、オプションにカラーギャングの王(崇)とか氷の悪魔(薫)とかもついちゃうから…」

美喜「……」

澪「……」

優日「それは特典ですよね?」

鈴猫「何処が!?ねぇ、何処が!?」

優日「池袋の西と東に顔が利くようになるじゃないですか」

鈴猫「二人のプレッシャーにまず耐えられないから……」


優日「じゃあ、やっぱり悠ですね」

鈴猫「うん…………って、そ、そうじゃあなくてっ///」

優日「鈴猫さん、可愛すぎます」
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