ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(4/4/夜)ー

悠「ふあぁ…」

鈴猫「大きなあくび」

悠「久しぶりに普通に眠たい」

美喜「普通に眠たいってなんなのよ」

悠「なんだろ。なんかこう…ポカポカした日差しが当たって気持ちよくてうつらうつらとしちゃうような感じ?」

ともき「今は普通に夜だけどな。」

澪「しかもここは建物で位置的には地下だぞ。」

悠「うるへー!うるへー!そういう気分だっー話だよ!」

ともき「とりあえず、眠たいってことだよな。」

悠「まぁ、そういうことだな。」

美喜「なにがそういうことよ。」

悠「眠たいということさ」

鈴猫「少し休んだら?」

美喜「ちょっと…」

鈴猫「お願い少しだけ。」

美喜「……はぁ、その代わりちゃんと鈴猫が起こしなさいよ」

鈴猫「うん。悠、寝ても…」

悠「zzz…zzz…」

鈴猫「……すでに寝てる」

ともき「悠に気をつかわなくていいですよ。使うだけ損ですから」

鈴猫「あはは……けど、器用に寝るなぁ…」

悠「zzz…zzz…」

ともき「授業中なんかペン持って微動だにしないで寝てますよ。」

鈴猫「もはや擬態だね…」

悠「zzz…zzz…」

紅「うっす。」

ともき「紅…どうしたんだ泥々じゃないか」

紅「いやぁ、ここに来る途中に闇討ちされてさぁ。バイクで轢かれかけた」

ともき「や、闇討ちぃ?」

鈴猫「皇くん、大丈夫なの!?病院は?」

紅「あぁ、きっちり病院送りにしたぞ」

ともき「それって…闇討ちしてきた奴らを…?」

紅「あぁ。頭はかち割ってないけど全員右腕はへし折ってやったよ」

ともき「……」

美喜「えぐいことするわね。」

紅「俺だってタイマンの正々堂々なら折るような真似はしないっての。けど、闇討ちみたいな真似してくるならそれ相応の報復はするさ」

悠「……そのうち怪我するぞ」

鈴猫「あ、起きた。」

紅「はは、怪我なんか、悠だってしてるだろ」

悠「おれはそれでもギリのギリまで無茶はしないだろ。」

紅「そうかぁ?」

ともき「ケースバイケースかな」

悠「なんだよ。ケースバイケースって」

紅「っーかさ、悠寝起き?」

悠「そうだな」

紅「元気いっぱいか?」

悠「まぁ、きもちよく寝れてたし。」

紅「ならさ、ならさ、久しぶりに俺とスパーしようぜ。」

悠「えぇ…まだ眠い~」

紅「今起きたところだろ!」

悠「やだ。もっかい寝る。鈴猫、膝貸して~」

鈴猫「はへ?」

ポスッ…

悠「zzz…zzz…」

紅「一秒で寝るなよ!?」

鈴猫「あ、あ…ゆ、悠を膝枕…悠が膝枕……」

ともき「鈴猫さん、落ち着いてください」

鈴猫「だ、だいじょび」

美喜「テンパってるわね…」
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