ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(4/3/夜)ー

悠「まいったな…」

ともき「まったくだ…」

紅「どした?なにかあったのか?」

悠「なにかもモニカもアンモニアもあるか」

紅「は?」

悠「あー…またやってしまった」

紅「いったいどしたんだ?」

ともき「昨日から超々くだらない洒落やギャグを言いまくるんだ」

紅「いつもの事じゃないか。」

ともき「いや、いつもの事なんだけど。それでもそれなりに落ちをつけたり。どこか上手いこというのに……今は本当にしょーもないことしか言わないんだ。」

紅「例えば?」

悠「今から散歩の歌を歌ってきかせてやろう。ポッポッポッー♪3ポの歌」

しらーーっ…

ともき「な?」

紅「これは酷いな。俺がウケないレベルだし」

ともき「今の返し結構面白いな。」

悠「原因は解ってるんだけどな…」

紅「っというと?」

悠「ミハイルだ」

ともき「ミハイル殿下?」

悠「あいつと連日会ってるとなつまらないギャグを飛ばそうと感染してきてるんだ」

ともき「病気かなんかか。」

悠「それに近い。たいくつだから、気分転換に一発おもしろいギャグをぶちかまそうと気分が乗らなくてこの程度しか思い付かないし。」

コトッ…

紅「なんだこの奇妙な魚のフィギュアは」

ともき「鯛が靴をはいてるフィギュアで「たいくつ」か」

紅「これは相当疲れてるな」

悠「たいくつだ」

美喜「こないだ考案した一人影ふみをやったら?」

悠「えい!えいえいえ!」ドン!ドンドンドン!

ともき「頭大丈夫か?」

悠「よく考えると案内係アホらしい遊びはないんだ。っか、これは夜中に思い付いてあの時は面白かったんだよ。」

ともき「深夜に思い付いたことの笑いの沸点はおかしいからな」

紅「じゃあ、なんか小噺してくれよ」

悠「えー……龍は雨をふらせて世間を涼しくしますな。なるほど、じゃあ世間をあったかくするものはなんでしょう。龍の子供のこたつでございます。」

紅「おー…うん。面白いな。」

悠「やっぱりスランプだ…」

ともき「紅の受け具合で判断するなよ…。」

悠「うーむ…」

澪「酒飲めば治るんじゃないか?」

悠「その可能性は非常に高いな。そのために一杯くれ。」

ともき「理由つけなくても飲むくせに…」

澪「なにのむ?」

悠「ビールの日本酒割り。」

ともき「おまえ、本気で身体壊すぞ…」

紅「壊しても柳先生いるから大丈夫だろ」

ともき「いや、それ壊れたあとだし…」

悠「ゴクゴク…ぷはっ!そうだ世の中には色んな医者がいるけど実際のところは四種類に分けられるの知ってるか?」

ともき「四種類に?」

悠「開業医は、知識が少ないから少しの事しかできない。外科医は、知識が少ないくそに、多くのことをする。内科医は、知識は豊富だけどなにもしてくれない。病理学者は知識は豊富だし、多くのことをしてくれるけど、すべてにおいて遅すぎる。」

ともき「……本当に調子出てきたな…。」
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