ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】

ーラスタ・ラヴー

悠「あ゛~……」

ともき「なに、唸ってる。」

悠「ウルトラむしあぢぃ…」

澪「髪を切れ。髪を」

千夜「あと服だろ。黒ばっか着てるから暑いんだ。」
紅「いやー、悠はあの感じが良いって。」

悠「紅はわかってるねぇ。悠さんは嬉しいよ。」

ともき「けど、少しぐらいすかしたらどうだ?」

千夜「っか…ウザい」

悠「おま、ウザいは酷いだろ!だいたいここまで伸ばすの結構時間がかかったんだぞ」

紅「どのくらいだ?」

悠「えーと…ほんとなら、夏休み入る前だから…一ヶ月くらいかな。」

ともき「一ヶ月でそんなに伸びるのか?」

悠「エロイからな。髪が伸びるのは早いんだぜ!」

千夜「威張ってる意味がわかんねぇ…」

悠「うしゃしゃしゃ」

ともき「その笑い方は無いなぁ。っか、それなら少しくらい切っても問題ないだろ。」

悠「ダメだ。コロコロ髪型変えたら本編と別人になるだろ。」

千夜「変な所細かいな…」

悠「うしゃしゃしゃ」

ともき「その笑い方、ハマてるのか?」

悠「まぁな。けど、この際ちょっと変えるのもありかな…」

紅「お下げにしようぜ。前髪切らなくて済むし、視界も広がって良いぞ。」

悠「お下げか…編むのがダルいな」

千夜「視野広げんならオールバックだろ。ジェルさえあれば良いんだし、楽だぞ。」

悠「オールバックか…頭髪塗料は普段使わんからな」

紅「やっぱお下げだって、悠は手先器用だし絶対似合うって。」

千夜「あ?細々縛るなんか面倒ったばっかりだろ。塗料は買えば良いだけだし、オールバックにしとけ。な、悠。」

悠「え、へ?いや…現状維持の方向でいいです。」

ともき「悠に髪型チェンジを期待するのが間違いだな。ドが付くほどのめんどくさがりやが髪をいじるわけないし。」

紅「ちぇ、お下げ絶対に似合うのにな。」

澪「悠は愛されてるな。」

悠「そうだな。夏じゃ無かったら抱き締めてるかもしれないが…今は、暑くてやる気がしない。」

千夜「それは暑くなくてもすんな。」

ともき「こいつはやりかねないからな。」

悠「人をなんだと思ってる…っか、なんで今日は野郎ばっかなんだよ暑苦しい。美喜も居ないし…せめて六花でも呼んどいてくれよ。」

紅「そう言われてもなあ。」

澪「はいはい、ヴァヒネでも飲んで落ち着け」

ヴァヒネ
20度中口シェーク

ウオッカ30ml
チェリーブランデー45ml
パイナップルジュース60ml
レモンジュース10ml
ココナッツミルク20ml
カットパイン

材料をシェークしてクラッシュドアイスをつめたグラスに注ぎ、カットパインを飾る。

悠「ヴァヒネはタチヒ語で「娘さん」って意味で、チェリーブランデーの風味と色彩をプラスした夏向きのトロピカルカクテルだけど……なんで、ストローが二本刺さってる。嫌がらせかなんかか?」

澪「あー…悪い。なんかつい。」

悠「ついって…誰か一緒に飲むか?」

ともき「お前も悪のりするな。」
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