ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ー小鳥遊邸庭(3/29/昼)ー

金剛「呼ばれたから来たがどういう流れでこうなったんだ?」

ジュージュージュージュー

悠「すまん、すまん。なんかうちで飯食うことになった流れ?」

ジュージュージュージュー

卯天「昼間から屋外焼き肉ってなんだか豪勢ですね。あ、ともきさん、いい感じにロースが焼けてますよ。どうぞ」

ともき「え、あぁ…ありがと。」

金剛「良いところばっかり持ってきたからガンガン食えよ。」

摩耶「お肉は金剛くん、野菜は悠くん家の冷蔵庫からでも畑からでもすぐ食べれるからいいよね。はい、ともき君。キュウリスライス。」

ともき「う、うん。ども」

亮「甘いものも欲しいな…」

紅「そこのアイスボックスに飲み物とかといっしょにゼリーとか入ってるぞ。俺からのおごり。」

亮「気が利くな。ともき飲み物なにがいい?」

ともき「じゃあ烏龍茶」

悠「ふぅ、さすがに十合分をおにぎりにすると骨がおれるな。」

摩耶「もらっていい?」

悠「あぁ。どうぞ。ともき、なににぎりがいい?」

ともき「ていうかさ……なんか、俺に構いすぎじゃね?さっきからなんもしてないんだけど」

悠「なんもしなくていい。っか、ともき中心の食事だからな。」

ともき「なんで?」

悠「ともきの所、今日四周年だろ。おれら秋葉組(ランカー)からのささやかなお祝いだ。」

ともき「……えぇ!?」

卯天「あれ、そういう名目じゃなかったんですか?」

ともき「初耳だよ」

悠「女気が無いのと、男くさくて安っぽいのは勘弁してくれ。」

ともき「いや、そんなことは思って無いって…」

紅「ていうか、俺は西口だよな?」

亮「+1だな。」

摩耶「ということで、ともき君。烏龍茶じゃなくて泡のでるお茶にしない?」

ともき「えと……じゃあ少しだけ」

悠「焼き肉には酒じゃないと始まらないわよね。なにのむ?お酌しちゃうわよ~」

ともき「おねぇ言葉になるな…」

金剛「悠、ここは普通摩耶だろ。」

悠「それもそうだな。」

摩耶「じゃあ、隣しつれいしまあーす。お飲み物なににします?」

ともき「は、はは…じゃあビールで」

摩耶「はい。じゃあ、乾杯」

ともき「乾杯」

悠「マジのキャバみたいだな」

紅「行き馴れた悠ならではの発言だな」

悠「いきなれてねぇし!っか、どちらかというと摩耶の色気の凄さだろ」

卯天「い、色気ですか?」

悠「卯天もいけるタイプだ。」

卯天「誉められた気がしません…」

悠(女)「なーに、宴会してんだコノヤロー。あーしも混ぜやがれぃ!」

悠「残念、女子禁制だ」

悠(女)「なん…だと…。」

ともき「どんだけ落ち込んでんだよ」

悠(女)「目の前にあるのに食べられないなんて食いしん坊の名が廃るでしょ!」

摩耶「食いしん坊ってよりは……飲んべえ?」

悠(女)「ウェヒヒ、恐縮です」

悠「ウェヒヒ笑いはやめい。いっひっひだろ。」

ともき「その笑いもおかしいからな…」
76/100ページ
スキ