ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/29/昼)ー

紅「悠~ひま~かまって~」

摩耶「僕もひま~かまって~」

悠「お前らなぁ、おれだって暇だっーの」

紅「じゃあ一発やろうぜー」

ともき「その言い方は誤解うむぞ。」

悠「そんなにスパしたけりゃ摩耶とやればどうだ。」

摩耶「んゃ、僕?」

紅「摩耶君とか……」
スッ

摩耶「……」
スッ

悠「悪かった。おれが悪かったから立ち上がるな。静かに闘気を燃やすな。」

美喜「やるやらないは知らないけど、店の中では暴れないでよ」

摩耶「あはは。やだなぁ、そんないきなり暴れたりしないよ。いきなりわね。」

ともき「怖いな…」

悠「もっと平和的かつ笑えることして遊ぼうぜー。」

紅「例えば?」

悠「……ぱ、パチスロ」

ともき「健全じゃねぇな」

悠「キャバクラ」

ともき「だから健全じゃねぇよ」

摩耶「それにどっちもお金かかるよね。」

紅「悠がキャバクラおごってくれるのか?」

悠「いま、おれの財布ひっくり返してみ。302円しか出てこないから。」

ともき「それはそれで間違ってるよな」

悠「寄席にいってたらちょっと使いすぎた。」

紅「寄席?」

摩耶「落語でも見に行ってたの?」

悠「あぁ。たまには笑わないとな。」

摩耶「ぶー、僕も誘ってくれたら良かったのに」

悠「悪い、悪い、次は誘うよ。」

摩耶「そういっていっつも約束忘れるんだから。」

ともき「……」

紅「なんかカップルみたいな会話だな。」

悠「おれの嫁はともきだけだよ」

ともき「なんもいってねぇし。こっちに話をふるな。」

摩耶「あ、そうだ。じゃあ、悠くんの家いかない?」

悠「あー?うちきてどうするんだよ。」

摩耶「悠くんの庭に桜の木あったよね。」

悠「ソメイヨシノな。確かに、あるけどそれがどした。」

摩耶「ずばり、お花見」

ともき「なるほど、平和的かつ笑えることだな。」

悠「ダメダメ。」

紅「なんでだよ」

悠「うちの桜は遅咲きなんだ。まだ花が芽吹いてないよ。」

紅「じゃあ、花が無くてもいいから悠の飯食いたい」

ともき「花より団子の典型的だな」

悠「やだよ。めんどくさい」

紅「えー…悠の玉子焼きめちゃめちゃ食いたいんだけど」

悠「知るかー!」

紅「……」

悠「そんな目でみるなゆ」

ともき「噛むなよ…」

摩耶「僕も悠くんの作るご飯久しぶりに食べたいかも」

悠「えー、摩耶もか……しかたないなぁ」

紅「摩耶君が願うならいいのかよー」

ともき「じゃあ、俺はこの辺で…」

悠「ともきも手伝うに決まってるだろ」

ともき「く、逃げるタイミングを逃したか…」

摩耶「あ、亮くんも呼ぼうかな」

悠「男ばっかりだな…」
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