ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/28/夜)ー

亮「あぁ、頭いたい…」

ともき「大丈夫か?」

亮「ともき、平気なのか?」

ともき「あぁ、そんなに次の日には残らないんだ。」

亮「そう…か。」

悠「無理な飲み方しないことだな」

優日「だよね。」

亮「お前らは…蟒蛇か…何かか…」

優日「鬼は悠だよ」

悠「誰が鬼だ」

優日「そういえばさ、悠と亮くんて師弟関係だよね。」

悠「藪から棒だな。いいえ、壁から釘です」

ともき「自己簡潔するな。」

悠「っで、師弟関係がなんだ?」

優日「いやほら、デコちゃんとも師弟関係みたいだけど……なんのかなぁって思って」

悠「デコとの師弟関係はとっくの昔に解消したよ」

ともき「思いっきり師匠呼ばれてるよな。」

悠「あれはデコが勝手にいってるだけだ。」

優日「それで結局なんの師弟関係?」

悠「元は剣道。次に剣術になって、最後は小鳥遊流柔剣術だったな。」

ともき「全部剣か?」

悠「あぁ、今考えたら変な癖つけさせてたから師匠とは呼ぶべきじゃなかっただろうな。まぁ、その後、ちゃんと梔姉さん直々に指導したから大丈夫だろうけど」

ともき「ひとりで納得してないで説明しろよ」

悠「大したことじゃない。剣道、剣術、小鳥遊流柔剣術を教えたなんて形だけだ。基本的には体力の向上と打たれ強さの面倒を見ただけだ」

ともき「えーと……つまり?」

悠「かなりボコボコにした。しかもわりと容赦なく」

ともき「をぃ…」

悠「あのときはおれも若かったんだよ…」

優日「ん?」

悠「どした?」

優日「ううん。それで、悠はデコちゃんのことなんでボコボコにしたの?」

悠「いや、だからな…実戦第一というか……」

亮「確かにお前は当ててくるからな…色んな意味で」

悠「だって、しゃあないだろ。目に見えて成長していくんだから、おれだってつい力が入るんだよ」

優日「ふむふむ。じゃあ、デコちゃんは悠のお眼鏡に叶ったんだ。」

悠「はじめからいってるだろ。デコはな元々、才があったんだよ。だけど、まぁ……おれになついてたのは不思議だったな。」

ともき「お前けっこう面倒見いいからな」

悠「あー?そうか?」

優日「でさ、でさ、デコちゃんのことどう思ってたの?」

悠「どう思ってって……あれだな。妹みたいな?」

優日「だってさ」

悠「あー?」

楓子「し、ししょう…」

悠「げ…デコ…」

楓子「ししょうに…ししょうに…妹と思われていたなんて…恭悦至極に存じますやよ!この雪之丞楓子、粉骨砕身の……師匠?」

ともき「逃げた。」

楓子「ガーン…」

優日「照れ屋だからね」

亮「優日もなかやかアレだな…。」
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