ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ー池袋西口公園(3/24/夜)ー

悠「う~…暖かくなってきたとはいえ、夜の公園はまだまだ寒いな」

神姫「そうね。」

悠「いちおう聞くけど……。なんか用事が有るのか?」

神姫「私が暇なの。」

悠「わぁ、完璧私用だよ」

神姫「悠だって、どうせ暇してたんでしょ。私の役に立てることを喜びなさいよ」

悠「金正日かよ…」

神姫「……」
ピシッドン!

悠「うわっぶねぇ!?」

神姫「誰がブタよ殺すわよ」

悠「ブタとはいってねぇし!っか、こんな屋外の人目の多いところで龍剄落とすなよ。めっさ見られてるし、床のタイルボロボロになってるし」

神姫「避けるからでしょ」

悠「無茶苦茶や…」

神姫「ねぇ、話しは変わるけど」

悠「あー?」

神姫「悠って関東の生まれよね。」

悠「ちゃきちゃきの江戸っ子でい」

神姫「江戸っ子じゃないでしょ。」

悠「そんな冷静にいわんでも……っで、関東の生まれだがどしたよ。」

神姫「ときどき関西弁使ってるから気になったのよ」

悠「あー…ノリでな。っか、おれのは関西弁じゃなく中東弁な。エセとかいわれっけど…」

神姫「じっさいエセでしょ。江戸っ子でもないし。」

悠「ハッキリいうなぁ」

神姫「適当に当たり障りなくよりハッキリいうほうが当人のためでしょ。」

悠「ケースバイケースとかあるだろ」

神姫「悠、前から送りたい言葉があったのよ」

悠「あー、なんだ?」

神姫「情けが仇。人のためや好意で思ってしたことが、悪い結果になることもあるわよ。」

悠「はは……肝に命じとくよ。」

神姫「それで話しは戻るけど」

悠「割りと二転三転するんだな…」

神姫「なんでエセ関西弁つかってるの?受け狙い?」

悠「受け狙いもあるし、ノリの場合もあるし。あとは…なんか咄嗟にでたりもする」

神姫「ふぅん……」

悠「なんだ、関西になんかあるのか?」

神姫「……私の一番上の兄貴が関西なのよ。だからちょっと気になったの。」

悠「あー…反りの合わない兄さんとやらか」

神姫「そうよ。悠でいうところの柏さんね。」

悠「それだと殺したい相手のカテゴリーになるわよ。」

神姫「「わよ」いうな。」

悠「サーセン。っか、寒いからさマジでどっか入らないか?」

神姫「そうね。ここからなら何がある?」

悠「一番近いなら果物屋かな。」

神姫「フルーツパーラー?」

悠「いや、普通の果物屋、宗方フルーツ。」

神姫「……そこ暖かいの?」

悠「いやー、暖かくはないかな。」

神姫「……」

悠「睨まんといて……じゃあ、三択、和龍軒、三日月、ラブホ」

神姫「じゃあ……ラブホ」

悠「うぇぃ!?」

神姫「嘘よ。気持ち悪い。バカじゃないの。」

悠「……」

神姫「ラーメンがいいわ。ほら、いくわよ」

悠「ふぁーい…」
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