ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/24/昼)ー

崇「美人局か…」

拳二「かっかっか。まだそんなのやってる馬鹿いるんだな。」

紅「びっくりしたよ」

悠「紅と戌塚で半殺しにしたからまぁ再犯はないと思うぞ」

ともき「えとさ、ツッコンでいいかな?」

紅「うん?」

ともき「美人局を半殺しにたのって紅と戌塚君だよな。っで、その時悠は一緒じゃ無かったんだよな」


紅「そだよ。」

ともき「じゃあ、なんでその話を悠がさも自分が当事者みたいに話してるんだ?」

紅「いや、俺より悠が話たほうがきっと面白くうまく伝えられそうだから」

悠「らしいぞ」

崇「お前は口先だけは超一流だからな。」

悠「誉め言葉ともらっとく。」

拳二「コイツ、ぶっちゃけ天性の咄家だからな。」

悠「それは……ありがとう」

拳二「おい、普通に礼いうなよ。」

ともき「けど、確かに話の引き出し多いよな」

紅「無駄知識、エロ話、料理、トラブル、人情話……」

悠「ただの世間話の延長線だけどな。」

ともき「その世間話の七、八割が体験談だからなぁ…」

悠「真桜にいわせたらチンピラの与太話らしいけどな。」

ともき「真桜ちゃんはあい変わらずきついなぁ。」

拳二「っていうか、大事なこと聞いていいか?」

紅「なんだ、おっさん」

拳二「美人局ってこたぁ、女も居たんだよな。」

紅「おう。」

拳二「ヤったのか?」

ともき「なに聞いとんですか…」

紅「ヤってないぞ。女も男といっしょに逃げたから」

拳二「なんでぇ、それなら本気でタダ働きじゃねぇか」

紅「悠状態だからしゃあねぇよ。」

悠「タダ働きを悠状態とか妙な比喩に使うな。」

ともき「しかし、妙にマッチしてるな。悠状態」

拳二「そんなことより、ヤらなきゃダメだろ。そこはよぉ。」

悠「このおっさんはすぐにシモに走るし…」

拳二「じゃあ、お前、女と飯食って、酒のんだあとは?」

悠「普通にホテルで一発」

ともき「をぃ。」

悠「なにいわせるんじゃあ!」

拳二「でも、大抵そうだろ。それでヤらない奴はカッコつけてんだよ。」

崇「お前はそのながれ出来てるのか?」

拳二「できてねぇよ!」

ともき「理不尽な逆ギレっすね…」

紅「まぁ、ヤる、ヤらないはどうでもよかったんだけどな。」

ともき「目的はバイト代?」

紅「いや、なんか楽しそうだったから。」

悠「暇潰しってわけか。」

紅「そうそう。まさに悠状態」

悠「悠状態いうな、悠状態」

ともき「そんなに暇なら悠といっしょに居たら毎日トラブルに巻き込まれれるんじゃないか?まさに、悠状態」

紅「毎日はきついな。」

悠「おれだって毎日トラブルに巻き込まれてないし!っか、悠状態を色々織りまぜてくの止めてください!」
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