ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/18/昼)ー

悠「四周年なんだ」

崇「そうか。」

悠「……」

崇「……」

悠「すいません。なんか濃いお酒ください…」

澪「酒に逃げるのは良くないぞ。」

悠「むしろ崇から逃げてるといってくれ」

氷室「こんにちは。」

拳二「うっす」

悠「あぁ、二人とも」

氷室「ちょうど良かった。崇、少し話があるのですが」

崇「なんだ?」

拳二「今年の花見はどうする?」

崇「そうだな…」

悠「ちょいまておれも混ぜてよその話し。」

拳二「お前は後でいいんだよ。」

悠「なんで?」

崇「日取り、場所、内容が決まったらそのウマを伝えてお前が準備する。」

悠「おかしくね!?」

拳二「まぁ、あるべき形じゃねぇか。」

悠「どこがだよ!訴えるぞ!」

氷室「いったい、どなたに訴えるのですか?」

悠「えーと……こまけぇこたぁいいんだよ!」

崇「なら、お前も細かいことは気にするな。」

悠「……釈然としねぇ。」

拳二「かっかっか。まぁ、いいじゃねぇか。お前は何だかんだで気が利く。予定際組めばあとの段取りはうまくやれるだろ。」

悠「おれは家政婦やメイドじゃねぇぞ」

氷室「そこで女性職側を推すのが悠さんらしいですね。」

崇「使い走りというと言葉が悪いからな。」

悠「おい、聞こえてるぞ。」

崇「聞こえるようにいってるからな。」

悠「……」

氷室「まぁまぁ、あまり意地悪をするのはお止しなさいな。」

拳二「そうだぜ。」

悠「笑いながらいうな。はぁ、お前らと話してると疲れるわ。」

崇「くくく」

悠「なぁにがおかしいコノヤロウ」

拳二「話が進まねぇぞ」

氷室「今年の桜の開花予想はいつぐらいですかね。」

悠「三月に入ってもたびたび寒気の影響受けてるからな…。平年より少し遅いんじゃないかな。」

崇「ほう。じゃあ、お前の予想を聞かせてみろ。」

悠「うーん、冬の寒さが続いたし、桜の花芽はスムーズに休眠から目覚めてるだろうけど、寒さが長引いたから生育は遅れたと見る。この先も寒気の影響を受ける時期があるだろうし、春本番の暖かい日が続くことしばらく無いだろ……」

拳二「ご託はいいからはやくいえよ。」

悠「お前は能書きを聞かないやつだなぁ。詫びサビってのを知れよ」

拳二「俺ぁ花よりだんごなんだよ。」

崇「まぁ、見た目どおりだな。」

拳二「かっかっか。そんな誉めんなよ。」

悠「あれ、冗談とかじゃなくマジでいってんだぞ。」
崇「……」

氷室「それで悠さんの予想ではいつごろ開花すると思われますか?」

悠「早くて3月30日ぐらいかな。満開予想は4月6日と目安をつけてる。うちの桜なら遅咲きだから4月10日ぐらいかな。」
55/100ページ
スキ