ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/16/昼)ー

悠「はあぁ…」

澪「派手にため息ついてどした?」

悠「自己嫌悪」

澪「なに?」

悠「昨日、ゲーセンいったじゃん?」

ともき「翡翠ちゃん置いてってな。」

翡翠「……」

悠「それは置いといて…」

美喜「翡翠ちゃん、しばいてもいいわよ。」

翡翠「…フルフル…」

ともき「本当にいい子だな。」

紅「それで何に自己嫌悪してんの?」

悠「あぁ。前半部は省略するが格ゲーで対戦してて、めっさ卑怯な戦法で勝ったんだ。んで対戦相手を見たら…小学生くらいの女の子だったんだ。」

美喜「最低ね…」

悠「返す言葉がない。」

ともき「しかし何でまたそんな戦法とったんだ。」

悠「ガチに上手かったんだよその子。っか、まさか子供とは思わなくてな…普通におっさんゲーマーだと思ったんだ。」

ともき「おっさんだったとしてもその戦法はどうなんだ…」

紅「あれだろ。リアルファイト申し込んで来るようにの誘いだろ」

ともき「お前らはおっさんをなんだと思ってる…」

悠「あー…子供相手になをであんな真似したかなー。猛反だ。」

翡翠「…もーはん?…」

ともき「猛烈に反省の略」

千夜「っで、そのガキは?」

悠「おれに顔パン喰らわしてゲーセンから出てった。」

紅「はは~。なかなか勇敢な子供だな。悠に顔パンかますとは」

千夜「どんなガキだよ…」

悠「見た目はお嬢様みたいな感じだったな。結構ボリュームある黒の長髪」

ともき「その情報収集量怖いって…」

悠「おいおい、変な誤解はよしてくれよ。今度あったら謝ろうと覚えただけなんだから。」

紅「そうやって出会いを集めてくんだな。肖りたいぜ」

悠「やかましいよ」

翡翠「…あやかりたいって?…」

千夜「肖り者って言葉があってな、他人があやかりたいと思うほどの幸せな人、同じ果報にめぐりあった幸せ者って意味だ。」

悠「暇だしゲーセン行こっかな。」

千夜「そういや…店の前のチャリお前のか?」

悠「いいだろ。JEEP社のをカスタムしたマウンテンバイク。本気出せばかなり早いぞ」

ともき「なんでチャリ?」
悠「ガソリン高いからな。チャリなら自前の体力で自由に動くし。」

ともき「ガソリンか…」

紅「千夜ちゃんはバイクだよな。」

千夜「今日は歩きだ。俺のじゃじゃ馬も燃費はよくねぇしな。」

悠「けど、車いるときゃ言えよ。すぐに出してやるから。」

紅「俺、悠のそういうところ好きだな。」

悠「よせやい。もっといっていいんだぞ」

ともき「どっちだよ…」

悠「いっひっひ」

千夜「アホだ…」
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