ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/14/昼)ー

悠「あー……暇だ。」

翡翠「…ひまだー…」

紅「なら一戦どうだ?」

パチ

ともき「王手」

紅「え…ちょ、ともき待った!」

ともき「かれこれ三回目の待ったなんだけど」

紅「二連勝してるんだからそのくらいの優しさを見せてくれ。」

ともき「まぁいいけど…」

悠「お前らはなにプチ将棋ブーム到来してるんだよ…。」

美喜「その将棋盤持ち込んだのアンタよね。」

悠「拳二と指すつもりだったんだが、あのおっさんが来ないんだよ。はぁ…暇だ。」

翡翠「…ひまだぁ…」

美喜「翡翠ちゃん、そいつの口まねはやめなさいね」

澪「昨日はあのあとどうしたんだ?」

悠「昨日?」

澪「昼飯いって動物園行ったんだろ!」

悠「あぁ…。べつに普通だが。昼飯食って、上野公園いって死ぬほど鳩がいるの見て」

翡翠「…きょうがくだった…」

悠「っで、上野動物園にいるハシビロコウ達の距離感を楽しんだ。」

美喜「聞いた限りぜんぜん楽しそうじゃないのは気のせいかしら?」

悠「おれは楽しかった。」

澪「翡翠ちゃんを楽しませろよ!」

悠「大丈夫。翡翠は鈴猫が見てたから。」

翡翠「…コク…」

ともき「っーか、バラバラで行動するな!」

悠「あ、ともきのツッコミが来た。いや、ツッコミキター!」

翡翠「…きたぁ…」

ともき「ツッコミが我慢できなかったのと紅が超長考に入ったからな。」

紅「ぐぬぬっ…」

悠「笑顔で悩むのは紅ぐらいだな」

ともき「紅は笑顔率たかいよな」

悠「それでも表情豊かだろ。俺、摩耶と氷室さんが笑顔以外の表情見たことないんだけど」

ともき「あのふたりって笑顔が固定なのか?」

悠「かもな…。けど笑顔って攻撃的な感じがするのはおれだけかな。稲葉とかが笑顔だと背筋が冷たくなる」

ともき「それは……またちょっと意味が変わってくるだろ。」

悠「まぁ、けど笑顔が素敵なのはいいよな。」

翡翠「…にー…」

悠「どうだ、うちの娘は可愛いだろ!」

ともき「いつからお前の娘になった。」

悠「いっひっひ。」

美喜「あんたは薄気味悪い笑いよね。」

悠「いっひゃひゃひゃ…ガハッゴホッ…。」

ともき「噎せるくらいなら妙な笑いかたやめろ。」

悠「ケホケホ…」

翡翠「…へいき?…」

悠「あ、あぁ…大丈夫だ。それにしても……」

ともき「?」

翡翠「…?…」

悠「暇だ」

ともき「はぁ…」

禅「ど…うも…」

美喜「あら、珍しいわね。」

悠「禅、暇なんだけどなんか面白い話無いか?」

禅「そう…です…ね。…筐体…で…ストⅡ…が…できる…ゲーセンが…あります…。」

悠「禅、いくらだ。」

禅「諭吉…さん…で」

悠「ほら。」

禅「秋葉原…の……にある…ゲーム…センター…がしゃどくろ…」

悠「ともき。翡翠を頼む!じゃあ!」

ともき「お、おい!」

翡翠「…よろしく…」

ともき「はは…。よろしく」
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