ｰラスタ･ラヴｰ

美喜「……」

澪「……」

悠「…あ、あの…梔姉さん？」

梔「はい、なんですの？」
悠「いや…突然来たと思ったら行きなり飲みに行こうなんて…どしたんですか。」

梔「ややわぁ、バーゆうたらお酒飲みに来るにきまっとりますやろ。」

悠「は、はぁ…えーと、何かノンアルコールカクテ…」

梔「強めの二つお願いできますやろか？」

澪「え、あ、えーと…」

悠「……」

美喜「何か、飲みたいお酒の種類はありますか？」

梔「そうやなぁ。ウォッカかジン系のカクテルがええどすなぁ」

美喜「わかりました。」

悠「あの…姉さん。ホントにどうしたんすか？」

梔「あんなぁ、うち…出番少なぁありまへん？」

悠「…へ？」

梔「柏ちゃんは最近ようラジオとかでてますやろ？やのにうちはあんまりでてまへんやろ。」

悠「まぁ…それは…」

梔「どしてやろか」

悠「普通に考えれば梔姉さんは京都、柏はアレでも池袋にいますから…距離の問題かと…」

梔「普通や無いとしたら？」

悠「水鼠のクズがとっとと本編を更新しないからです。」

梔「どないも出来ませんなぁ…」

悠「はい。腹いせに水鼠を叩き潰すのは出来ますけどね。」

梔「仕方ないどすなぁ。せやったら…しばらく悠ちゃんのお家で泊ましょか。」

悠「What?」

梔「そないしたら、うちの出番も増えますやろ。あきませんか？」

悠「いや…その…ダメっうか姉さん道場とか野菜とかは？」

梔「野菜はお母はんが見てくれはりますし、道場は今、夏休みどす」

悠「は、はぁ…」

梔「悠ちゃんは、やっぱりうちを泊めるんが嫌なんやね…」

悠「いやいやいや、そんなこと全然ないっすよ？！」

梔「ほんまに？うちの事嫌ってまへん？」

悠「勿論っす！俺、大好きっすよ姉さんの事！」

梔「ややわぁ、悠ちゃん大声で、くすくす。」

悠「っ～～」

美喜「(あの悠が色々押し負けてるわね。)」

澪「(ある意味レアですね。っか、なんで、あの人にあんなに腰が低いんですかね。)」

美喜「(さぁ…。)お待たせしました。ロベルタです。」

ロベルタ
24度中口シェーク

ウォッカ20ml
ドライベルモット20ml
チェリーブランデー20ml
カンパリ1dash
バナナリキュール1dash

材料をシェークして、カクテルグラスに注ぐ。

梔「あら、鮮やかやなぁ」

悠「チェリーブランデーの色彩っすね。」

美喜「ウォッカとドライベルモットの組み合わせに個性豊かな三種類のリキュールを配合した複雑な味わいが楽しめます。」

梔「うん、美味しわぁ」

悠「あの…」

梔「はい？」

悠「えーと……その…あー…夕飯なにがいいっすか？」

梔「そない、気使わんでええんどすぇ？」

悠「いえ、折角ですから。」

梔「ほな、たまには中華とかが食べたいわぁ」

悠「わかりました。」