ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/4/夜)ー

悠「うーん、眠たいわ。ともき、膝貸りるな」

ともき「返事は無視かい。」

悠「だって、眠たいんだもん。」

ともき「理由にならないから。」

炎銃「お前って基本的に寝てるかふざけたこといってるしかねぇよな。」

悠「そんなことないだろ。お酒も飲んだりしてる」

ともき「それだけかい。」

悠「まぁ、いったことは否定できないし。っか、祭はさっきからなにしてるんだ?」

炎銃「銃の手入れだ。見たらわかるだろ。」

悠「リボルバー式か」

炎銃「気安く触るなよ。」

悠「壊しゃしないって、ウェブリーだろこれ。」

炎銃「おう。ストッピングパワー重視だ。」

ともき「ストッピングパワーって?」

悠「被弾した相手の行動能力を奪う力のことだよ。弾丸の質量が大きくて、命中時の速度が高速なほどこのストッピングパワーは高いとされてる。ちなみにウェブリーはイギリスで植民地統治において、ストッピングパワーを重視してるから、大口径のこの銃が採用されたとしてる。」

炎銃「けっこう知ってんだな」

悠「まぁ、触りくらいわな。」

ともき「というか、これだけの銃を所持してたのか?」

炎銃「最低三つは装備するのが基本だ。」

ともき「なにがどういう基本なのかはわからないんだけど、重くない?」

炎銃「背中にバット詰めてるやつだっているんだぞ。それに比べたら銃の三つや四つくらいどーってことあるか」

悠「それと比べるのもどうなんだ?」

炎銃「なんか文句あるのかよ。」

悠「無いよ。っか、ちょっと聞いただけで絡むなよ。」

炎銃「絡んでねぇだろ。」

悠「いやいや…めっさ敵意むき出しじゃん。」

炎銃「お前に敵意以外のなにを向けろと?」

悠「愛情を向けてくれ」

バスバスバスバスバスバス

炎銃「ちっ。二発かよ」

悠「っ~……」

ともき「お、おい、大丈夫か?」

悠「っ…はぁっ…めっさ…痛い…。」

炎銃「次はどこを撃って欲しい?」

悠「もうけっこうだよ!絶対これ血玉できるよ…。」

炎銃「できたら俺が抉ってやるよ。」

悠「絶対に嫌だ!」

炎銃「ちっ」

悠「ドライバーをペシペシしながら舌打ちやめれ。」

ともき「というか、冷やさなくていいのか?」

悠「まぁ、内出血はしてないし、とりあえずは大丈夫かな」

ともき「タフだな。」

悠「タフじゃないよ。めっさ痛いもん。」

炎銃「なら次は別ので撃つか」

悠「人体実験とかと勘違いしてないか?」

炎銃「動く的だと認識してる。」

悠「余計性質が悪いわ。」

炎銃「とりあえずうるせぇ」

悠「酷すぎないかな?」

ともき「悠はアイアンハートがあるから大丈夫だろ。」

悠「アイアンハートっか、ハートレスだよ」
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