ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(3/3/夜)ー

悠「そっか…今日ひな祭りだったんだな」

ともき「今さらだな」

悠「まぁ、そんなに興味ないイベントだし」

澪「うそつけ。」

悠「なにが?」

澪「なんにでも託つけて酒飲むだろ。」

悠「酒が飲める。酒が飲める。酒が飲めるぞーと。三月はひな祭りで酒が飲めるぞと。」

ともき「おっさんかよ」

悠「まぁ、酒が飲める事は置いといてだ。もっとインターナショナルな会話をしよう。」

ともき「置いとく意味がわからないし。お前は会話が自由すぎる」

悠「いや、うちって自由な校風だろ。」

ともき「自由なのはお前だけだよ。」

悠「おれから自由を奪うと、アイデンティティが失いかねないぞ?」

ともき「しらねぇよ!もっと口に出す前に考えてからしゃべれ。」

澪「今日のともきは容赦ないな。」

悠「おれだって色々考えてるぞ。夜中にふと「例えおれが存在していようがいまいがな…」っとか考えているとたまらなく心細くなるときがあるんだ。」

ともき「しらねぇよ!っか、ノイローゼか!?」

悠「そんなときふと背中からそっと抱き締めてくれるそんな人の存在を心から求めて壊れそうな夜があるんだ。」

ともき「あの、会話のキャッチボールしてくれないかな。」

美喜「とりあえず抱き締めてあげれば?」

ともき「……じゃあ、はい。こうか?」

ギュッ

澪「どうだ悠?」

悠「……なんか安心する」

ともき「気持ち悪っ!」

悠「でも…今のがおっぱいのある人だったらと思うと正直…少し悔しいかな。」

ともき「なんの話だよ!」

悠「くだらない話ですがなにか?」

ともき「イラっとする」

悠「いいか、ともきよ。よの物事は全てなるべくして今の形になっているんだ。つまりあんパンには餡が入るべくして餡が入っているんだ!分かるな?」

楓子「深い!」

ともき「深くねーよ!なんの説明にもなってねーし!それにデコちゃんはどっから沸いた!?」

楓子「はっ、師匠にかぶせボケ係として側に潜むようにいわれていたのでずっと出入り口で待機してましたやよ。」

ともき「お前は鬼か!なかに入れたげろ!」

悠「本郷よりはましだろ。寒空に屋外に立たせたりしないし。」

ともき「本郷さんも本郷さんだけど、とりあえずデコちゃんに謝っとけ…」

楓子「師匠が立ってろというなら私は表でも立ってますよやよ?」

悠「あとで角砂糖二個投げてやるよ」

楓子「やああああだあああ。もぉ~~ッと。モオオオもぉーっとおお……やよ」
悠「……」

楓子「……」

ともき「チョコラートとセッコか……練習したのか。」

悠「うん。」

楓子「これのために昨晩一巻からジョジョリオンまで読破しましたやよ。」

ともき「なんて無駄なことを…」
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