ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(2/24/夜)ー

悠「ちぇ……」

神姫「……」
炎銃「……」
真桜「……」

悠「あ、すいません。間違えました。お邪魔しました。」

ともき「まてまて、なにを間違えた。」

悠「ラスタ・ラヴに来たつもりが……魔窟に足を踏み入れてしまったようだ。百鬼よりも恐ろしい者が…」
トテトテトテ…ピト

真桜「【位相】アンダーサスペンション【反転】」

神姫「龍剄気孔・弾針勁(弱)」

炎銃「エイミングショット」

ぐるん…ドゴッ!バスバスバス!

ともき「わぁ…悠がゴミのようだ…。」

美喜「ちょっと、店の中で暴れないでよ」

悠「この惨状を暴れないで程度で済ますな!」

ともき「タフだな」

悠「っか、なんだこの面子…。」

炎銃「あん?」

悠「君ら顔見知りだっけ?」

炎銃「この姉ちゃんは知らねぇな。秋宵月は知ってけど」

神姫「秋宵月の名前は知ってたけど顔をみるのははじめてよ。隣の人は知らないわ」

真桜「両方知ってるが知ってるだけなの」

悠「は、はぁ…っか、神姫こういうとこ来るんだな。」

神姫「悪い?」

悠「いや、そうはいってないだろ」

神姫「冗談よ。」

悠「はぁ…」

炎銃「っか、小鳥遊」

悠「あー?」

炎銃「お前最近、俺の前チョロチョロし過ぎじゃね?」

悠「たまたまだろ。」

炎銃「めっさ目障りだ」

悠「あの…流石に傷つくよ?」

炎銃「ヨッシャ!!」

ともき「どうする。喜んでるぞ?」

悠「崇は静かにおれの不幸を笑うけど、コイツは面と向かって笑うんだな…」

真桜「あまり、人の旦那をいじめるななの」

神姫「旦那なの?」

悠「違う。」

炎銃「秋宵月、趣味がわりぃーぞ。」

真桜「下手物(ゲテモノ)は総じて食えば美味なの」

神姫「食べられたの?」

悠「食われとらん。」

ともき「ゲテモノ扱いはいいのか?」

悠「よくはないけど……口出しするのは恐い」

炎銃「まだ若いんだ。妙な物を食うのは止めとけ腹下すぞ」

真桜「まだ若いから、食べても孕まないなの」

神姫「警察呼んだほうがいいかしら?」

悠「誤解だから。いっさいそんなことはしてないから。」

炎銃「そっちの姉ちゃんは……小鳥遊とどういうアレだ?」

神姫「主人と下僕よ」

炎銃「なるほど」

ともき「お前いったい普段外でナニしてるんだ?」

悠「いろいろと誤解が生じているが、おれと神姫の関係は知り合い以上友達未満だから」

ともき「うん?友達以上恋人未満?」

悠「いや、知り合い以上友達未満」

炎銃「それほぼ他人じゃね?」

神姫「どんな関係だろうと、大抵の人と人とは他人よ。」

炎銃「あ?」

神姫「…なに?」

悠「頼むから…頼むから…貴女たちは喧嘩しないで…」

真桜「女々しい声をだすななの」

悠「誰のせいだよ!」

真桜「少なくとも真桜ではないなの」
27/100ページ
スキ