ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(2/20/夕)ー

崇「……」

氷室「これは…いったいどこで購入されたのですか?」

拳二「コンビニだったと思う」

美喜「なに睨みあってるの?」

崇「拳二が買ってきたこれなんだが…」

美喜「なにこれ牛乳?」

【猛猛牛乳】

澪「……モンハンに出てきそうなネーミングの牛乳っすね。」

氷室「モウモウギュウニュウと読むのでしょうか?」

崇「そもそもなんで牛乳なんか買った?」

拳二「半分酔ってたからわからん。」

氷室「なら、この牛乳も果たしてコンビニで購入されたのかわかりませんね」

拳二「飲めるよなこれ」

崇「牛乳は牛乳だろ」

氷室「猛猛の牛乳ですけどね」

拳二「めちゃ味が濃いのかぁ?」

氷室「バターみたいにドロドロだとか?」

美喜「飲めないし飲みたくないわね」

崇「開けて見た方が早いだろ。」

拳二「誰が飲むんだよ」

崇「購入者はお前だ。」

拳二「……あ、俺ぁ牛乳のめねぇんだわ」

氷室「以前、カルーアミルク飲んでましたよね?」

拳二「……」

崇「どうせ普通の牛乳だろ。」

氷室「猛猛の時点で普通じゃありませんけどね。」

拳二「だよな。」

美喜「処理係呼べば?」

澪「処理係?」

美喜「悠。」

拳二「アイツは常に、そーゆー役回りだな」

崇「道化だからな。」

氷室「噂をしましたし、きっと悠さんが今に現れますよ。」

拳二「まさか…」

紅「ちわーす。」

拳二「……」
氷室「……」
崇「紅…」

紅「はい?」

拳二「牛乳飲むか?」

紅「牛乳?はぁ、別に飲むけど」

拳二「じゃあ飲め。」

紅「……猛猛牛乳?」

拳二「気にすんな」

紅「いや、なんすかこれ」

拳二「牛乳だ」

紅「本当に?」

崇「多分な。」

紅「多分……えと、崇さん飲まなきゃダメっすか?」

崇「いや、俺は悠に飲ませたいと思ってる。」

氷室「あはは。当初の目的から大きく変わってきましたね」

拳二「ある意味あわれなピエロだな…」

氷室「彼はドラマティックエンカウンターですから」

拳二「なんだぁ?」

氷室「なんでもありませんよ。」

紅「っか、こんなのどこに売ってるんすか?」

崇「知らん。拳二が酔ってどこかから買ってきたそうだ」

紅「おっさん、妙なもん買ったなら自分で処理しろよ」

拳二「しかしなぁ…」

美喜「……」

ペリリ

澪「あ…」

トポポ…

美喜「普通の牛乳みたいよ」

拳二「ねぇちゃん大胆だな。」

紅「確かに牛乳っすね」

氷室「まぁ、牛乳と書いてありましたからね」

拳二「誰が飲むんだよ…」

六花「こんにちわー!あーのど乾いた。あれ、牛乳じゃんいっただきますー!」
「「「あっ!」」」

六花「ゴクゴクッ…ゴクゴクッ…ぷはっ…………なにこれ、超美味しい!」

拳二「マジか…」

氷室「猛猛牛乳探してみましょうか。なんだか私も飲んでみたくなりました」
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