ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(2/18/夜)ー

拳二「ふぅ~……」

悠「う~ん……」

美喜「はい、熱燗とソルティドック」

拳二「おぅ。さんきゅ」

悠「あぁ…」

美喜「さっきからなに唸ってるの?」

悠「家計簿みたいなもの」

美喜「は?」

悠「うーむ…やっぱり…」

拳二「赤か?」

悠「いや、トントンのプラマイゼロ」

拳二「ギリギリで踏みとどまるのはお前の手腕か?」

悠「そうだな…。新のつまみ食い、盗み食いを止めるという意味ならおれの手腕だわ」

拳二「あの姉ちゃんか…まぁ、その分眼福だろ。あのたわわに実った乳とむっちりな太ももは」

悠「まぁな。」

美喜「アンタらってそんな話ばっかりね」

拳二「かっかっか。」

悠「そんなこと無いよなあ?」

紅「有るぞ」

ともき「あるな。」

千夜「ふん」

悠「ありゃ、満場一致」

拳二「かっかっか。まぁ、野郎はそういう生きもんだ。」

紅「千夜ちゃんはそういう感じがないけどな」

千夜「ああ゛?」

ともき「確かに千夜は…」

悠「COOLを装ったムッツリはわりかしいるけど、千夜ちゃんにナチュラルに女嫌いだしな。女が嫌いとかわかんないわ。」

千夜「お前みたいに誰彼構わず女を侍らせたがる理由のがわかんねぇよ。」

ともき「千夜に有効ポイントだな」

拳二「ま、紳士たるべきところだな。」

悠「風俗常連が紳士とかうっせーよ。」

拳二「あぁん?風俗のなにが悪い!」

ともき「そこっすか…」

紅「けど、悠は朴念人なのかアレなのかわからないよな。」

悠「アレってなんだアレって…。っか、おれは節度があるからな。」

拳二「……」
ともき「……」
紅「……」
千夜「……」

悠「なんだその眠いときのアカミミガメみたいな目は」

ともき「その例えがなんだ」

紅「亀飼ったことないからわかんないし」

拳二「まぁ、けど悠がいわんとしてることもわかるぞ」

ともき「なにがです?」

拳二「人だろうが虫だろうが動物だろうがオシベだろうが…「漢(オス)」の行き着く先は皆同じ」

ともき「草食が流行ってる日本人とは思えない強気な発言」

拳二「じゃあ、ここで問題。「上は大水、下は大火事」漢にとって正解はなーんだ?」

紅「風呂…じゃないんだよな」

悠「据え膳食う前における脳と本能。(頭は冷静になれの警鐘、下半身の欲望機関は爆発寸前)」

拳二「正解。いや、すまんはしたなかったな」

悠「いや、こちらこそ」

ともき「なんだこれ」

紅「はいはい、じゃあおっきい胸とちいさい胸の魅力は?」

悠「決まってるだろ。大きいのには包まれたい。ちいさいのは包んであげたいだ。」

千夜「アホくさ…帰るわ。」
20/100ページ
スキ