ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ー小鳥遊邸:広間(2/16/夜)ー

「「「ごちそうさまでした(なの)」」」

悠「……(マジか…これマジか……本気と書いてマジか…フランクフルトがグングニルに進化してる。マジか…いやいや…これマジか…)」

悠(女)「おい」

むにゅっ!

悠「ずおぉぅうい!?なんじゃい?!」

悠(女)「なに奇声発してんだよ。」

悠「お前か…。なに抱きついてきてんだ。」

悠(女)「あー?なに今さら、それよか風呂入りながらラギア希少種狩ろうぜ」

悠「風呂…だと?」

悠(女)「なに劇画顔になってる。頭大丈夫か?」

悠「(頭は大丈夫でも、下半身が暴走しかけてるよ!)パスする。」

悠(女)「あー?なんで」

悠「めんどくさい」

悠(女)「はぁ?」

悠「いいから、おれの事は放置しとけ」

悠(女)「わけわからん奴だな。」

悠「ふぅ…(さて、どうするかな。グングニルがいっこうに収まらん)ん?」

トテトテ…スッ

真桜「よいしょなの」

悠「キャッチ&アーップ!!」

真桜「……なにしてるなの」

悠「お前こそ何しとるんだ!」

真桜「ただお前の膝に座ろうとしただけなの。なぜ抱えられてるなの」

悠「……今は膝の上は禁止だ。(ソファはまずいな縁側に退避するか」」

真桜「なんだなの?」





悠「はあぁ…これ家にいない方がいいかもしれないな。女子人工が多すぎる」

灼羅「女子がどうしたのじゃ?」

悠「!?」

灼羅「なに縁側でヤンキー座りしとるのじゃ?」

悠「せ、精神統一かな。なにか用事か?」

灼羅「バンダナ…」

悠「はい?」

灼羅「バンダナつけとるんじゃな」

悠「あ、あぁ。これな、気に入ってるよ。ありがと」

灼羅「普段から世話になっているからな。」

悠「いやいや、そんな事は無いって灼羅が家に来てからバロンは楽しそうだし、マリオの機嫌もいい。礼をするのはこっちだよ。」

灼羅「ま、まぁ感謝するといい。」

悠「……」

灼羅「……?」

悠「え、なに?」

灼羅「いや、いつもならここで抱き上げたり撫で回したりせぬか?」

悠「あ、あぁ、いや、ほら、やっぱそういうのは駄目かなーって」

灼羅「な、なんでじゃ。どうしたのじゃ?」

悠「いや、どうもこうも…(魔槍グングニルが…)」

楓子「師匠何してるんですかやよ?」

影子「庭で寒くね?」

悠「なんで今日に限って集まってくる…」

楓子「いえ、お客様ですやよ」

悠「客?」

美女(揺光)【夜分に大変失礼いたします。こちらにトラブルシューターの小鳥遊悠さんがいらっしゃると聞いてきたのですか…貴方ですか?】

悠「あ、あぁ…(何しに来た)」

美女(揺光)【少し助けて欲しいのです。(黙ってついてこい)】

悠「わ、わかった。ここじゃなんだから、ちょっと外に行こうか」

美女(揺光)【はい。ありがとうございます。】

灼羅「……(なんじゃあの女の気配は…?)」








ー屋外ー

悠「おい」

揺光【その様子じゃと薬がまわったか】

悠「まわったどころじゃねぇよ!グングニルだよ!いつまでもこのままいられないぞ。どうにかしろ!」

揺光【安心しろ。なんの為に妾が戻ってきたとおもっておる。】

悠「鎮静の妙薬があるのか!」

揺光【無い。】

悠「は?」

揺光【妙薬は無いが…スッキリしてしまえば善い訳じゃ。今夜は…妾等が夜伽の相手をしてやろう】

悠「……はぁ?いや、っか妾等?」

揺光【むふふ。妲己、若藻】

スッ…ギュ
スッ…ギュ

妲己『えへへ。やさしくしてね』

若藻『くっ…揺光様の命で無ければこんな奴と…』

揺光【さてさて、たしか新宿にヌシの隠家があるらしいのぅ。そこが善いな】

悠「……マジ?」

揺光【くくくっ】
妲己『えへへへ』
玉藻『…………』
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