ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】

ーラスタ・ラヴー

六花「俺の♪俺の♪話を聞け~♪五分だけでいい~♪お前だけに本当の~♪事を話すから~♪」

澪「リッカはホントに歌うのが好きですよね。」

美喜「そうね。声も綺麗だし聴いてて気持ちいいわ。」

澪「ただ…なんでクレイジーケンバンドなんだろう」
美喜「趣味じゃない?尾崎とか好きらしいから。」

悠「あぁ、あれは俺のリクエストだ。あ、それとラスティネイルおかわり」

ラスティネイル
36度甘口ビルド

ウィスキー30ml
ドランブイ30ml

氷を入れたオールドファッションドグラスに材料を注ぎ軽くステアする。

澪「なんでまた…」

悠「趣味…かな。それより、知ってるかラスティネイルってのは色から「錆び付いた釘」って意味があるんだぞ。スコットランド王家の秘酒としてつくられたドランブイとウィスキーの甘美な芳香がいいよな。」

美喜「知ってるわよ。はい、おかわりどうぞ。」

悠「お、サンキュ。」

美喜「今日は奢ったげるわ。好きなだけどうぞ。」

悠「なんで?」

美喜「昨日の水まんじゅうのお礼よ。」

悠「ついに美喜がデレた。フラグがたったよ!」

美喜「大丈夫、それは無いわ。」

澪「ああ、無いな。」

六花「うん、無いねー。」

悠「全否定かい。なにそこまで俺のこと嫌いか?」

美喜「普通。」

悠「もーいいしー。小鳥遊さんは澪フラグを探すし。」

澪「永遠に見つからないと思うけど頑張れ。」

悠「まぁ、冗談はさておいて、リッカお疲れ。」

六花「いやー、クレケンもいいねー。次悠くんの番ね。はい、マイク。」

悠「澪、はい、マイク。」

澪「オーナー、はい、マイク。」

美喜「ちょ、無理。私はぜったいむり!」

悠「そうかぁ?美喜もけっこういい声じゃん。」

美喜「声がいいとかじゃないのよ……」

澪「というと?」

美喜「う……私の事はいいから、リッカ!ほら、歌いなさいよ。」

六花「えー、どうせなら皆も歌おうよー。」

悠「パス」

澪「俺は聴く派だ。」

美喜「私も聴く派」

六花「じゃあデュエット。デュエットしよー。」

悠「デュエットって…ここはカラオケ屋か。」

澪「まぁ、設備はあるけどな。」

悠「あるのか?」

澪「あぁ、上のカラオケ屋が潰れた際に機材やなんやかんやそっくり此方に移したらしい。」

悠「だからスピーカーとかあんなにあるんだな。」

六花「じゃ、デュエットね。」

美喜「デュエットなら男女でしょ。悠か澪が歌いなさい。」

澪「オーナーなんでそこまで歌うの遠慮してるんだ?」

美喜「いいから。」

澪「?」

悠「じゃあ神室純恋歌いけるか?」

六花「ん、オーケィ。」

澪「また渋いな…」

美喜「ホッ…(なんとか歌わずにすんだわね。)」
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