ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(2/12/夜)ー

悠「ちぇき。」

弩躬「やぁ。」

悠「う…なんで弩躬がいる」

弩躬「そう警戒しないでくれよ。あと、弩でいいぞ」
ともき「悠、そのひとは誰だ?」

悠「鳥居弩躬。柏側(サイド)の人間だよ」

ともき「……」

弩躬「あはは。そう邪険にしないでくれよ。俺は柏さんの理念に共感してるのは確かだけど。いきなり襲うなんて真似はしないさ。」

悠「微妙に信用できん。」

弩躬「弱ったなあ。」

紅「うーす。」

弩躬「お、よーす」

紅「弩、来てたのか。」

悠「なんでお前ら仲良さげなんだ…」

紅「うん?」

弩躬「ほら、前の集まりのとき。ちょっと話してなんか意気投合したんだよな」

紅「そうそう。」

ともき「なんか似てるもんな。」

悠「イケメンなんか滅びろ。」

ともき「おいおい…」

弩躬「そんなイケメンじゃないぞ」

紅「だよな」

悠「やかましいわ!表に出るかコラ!」

紅「良し。」

チャキ…

弩躬「しゃあないな…。」
ギュリリ…

悠「ともき、気を付けろよ。」

ともき「俺はなんも関係ねぇし!」

紅「表に出ないのか?」

悠「寒いからヤダ。」

弩躬「なにがしたいのかわからないやつだな。」

紅「そこが悠の良いところだし。」

ともき「なぞのフォローだな。」

悠「うん。おれも反応しずらいわ」

紅「あ、そうだ」

悠「今度はなんだ」

紅「もうすぐバレンタインだな。悠はもう準備したか?」

悠「いや、まだだ。今年は何にしようかまだ検討中。紅は?」

紅「俺はチロルチョコ100個買った。」

弩躬「あのさ、二人とも貰う段取りとかじゃなくあげる算段か?」

悠「あぁ」

紅「そうだ。」

ともき「もしかして……禅くんにか?」

悠「もしかしなくても禅にだ。今年はガトーショコラでも作ろうかな」

紅「なにそれ、俺も食いたい。」

悠「ちょっと引っ込んでてくれ。」

紅「ちぇ。」

ともき「え~と、バレンタインは禅くんに何かを献上する日だったかな?」

悠「そうだぞ」

紅「うん。甘いものを献上して日頃の労を労う日だ。」

ともき「はじめて知ったよ。」

弩躬「右に同じ。」

紅「まぁ、別にバレンタインでなくとも何かしらにつけて甘いものを献上するけどな」

弩躬「なんだそりゃ」

紅「あはは。まぁ、禅にはいろいろ世話になってるしな。時期イベントの品なら種類も豊富だし。」

弩躬「まぁ、好きにしてくれたらいいけど。」

ともき「俺もなにかあげた方がいいのか?」

悠「まぁ、そこは各々の判断かな。べつに絶対にやらなきゃいけないルールじゃないし。」

ともき「そうか。まぁ、アルフォートぐらいあげようかな。」

美喜「これも友チョコってやつなのかしら?」

澪「はは、かもしれませんね。」
7/100ページ
スキ