ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅱ】~

ーラスタ・ラヴ(2/10/夜)ー

神姫「……」

悠「ちぇき、来てたのか。」

神姫「一応ね。お父さんも居るし」

悠「その道玄のオッサンは?」

神姫「雲水のおじ様と呑み比べするっていってたからそのあたりで騒がしい所にいると思うわ。」

悠「龍と鬼の呑み比べか…どっちが勝つと思うよ?」

神姫「十中八九、雲水のおじ様」

悠「また、えらくはっきり答えたな。」

神姫「鬼が大酒のみって譬喩があるけど、雲水のおじ様はまさにそれよ。底無しなの。悠もよく呑むっていうなら試してみたら。」

悠「いや、止めとく。神姫がハッキリいうなら怖いし。」

神姫「懸命ね。」

悠「ま、楽しんでけよ。」
神姫「気分次第ね。それより私の相手していていいわけ?」

悠「いや、まだチョロチョロ回る。」

神姫「そっ、じゃあね」

悠「おう。」

ともき「どこいってた?」

悠「ちょっとな。しかし、予想以上にひとが多いな。」

ともき「だな。しかも老若男女問わないときてる。」

崇「ある意味お前の顔の広さが窺えるな。」

悠「崇…!?」

王「お化け見たような顔でどうしたの?」

悠「あ、アンタも来てたのか」

王「うん。楽しそうなところには顔出すよ。楽しい間だけね~。」

悠「(怖えぇ…)」

王「今のところ面白そうなのは~。あの娘と彼」

神姫「……」

金剛「あれ、柏帰ったのか?」

王「それとあっちの人とそこの人」

雲水「がはは。」

梔「あらあら~」

王「ぐらいかな~。あと君は~…」

ともき「ビクッ」

王「う~ん……磨けばいい感じになりそうだにゃ。けど、おれマメじゃないし。待つのとかダメだからパスかな。さぁて、次は誰とお話しようかにゃ~」

ともき「なんだろホッとした」

悠「気を付けとけ…あれはマジにヤバイ側の奴だから」

崇「安心しろ俺の目の届く場所では何もさせない。」

ともき「心強いです」

悠「まったくだな。」

崇「悠、お前は入ってないぞ何かあったら自分でどうにかしろ」

悠「なんで!?」

崇「その方が面白そうだかだ。」

悠「サディスト!鬼!美形!」

ともき「最後のは誉めてるな」

稲葉「呼んだかしら?」

雲水「がはは、呼ばれた気がしたぞ。」

本郷「ふっ」

悠「呼んどらんわ。…稲葉は自分のことサディストって認めてるし…本郷に至ってはなんていってる?」

ともき「美しさは罪。美を形容詞するとしたら…俺のこと。って」

悠「アンタは美形ってよりナルシーだよ」

デイジー「美しいもの?ワタクシを呼びマシテ?」

悠「なんだこの連鎖反応は…」

ともき「えーと…美の連鎖?」

真桜「負の連鎖の間違いなの。」
3/100ページ
スキ