ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/31/夜)ー

悠「ふぅ…」

優日「ふぅー…」

澪「ふたりとも黙々とよく飲むなぁ」

優日「今日もお酒が美味しい。」

悠「酒が美味いということは人生が潤っている証拠だ。」

優日「潤いは大事だよね。この時期は唇が割れちゃうからリップで潤いを与えないとね。」

悠「潤んだ瞳を見るとムラムラくるよな」

美喜「アンタら…会話できてる?」

優日「半分くらいは」

悠「これが本当の話し半分だか」

澪「上手くはないな」

美喜「酔ってるの?」

悠「酔いたいな」

優日「大丈夫ですよ。おかわりください♪」

美喜「あぁ…そう。」

鈴猫「こんばんわ。」

美喜「いらっしゃい」

優日「あ、鈴猫さん、こっちどうぞ。悠の隣。」

悠「あー?」

鈴猫「えと…いい?」

悠「構わんが…狭くね?」

優日「美人が隣に座るなら狭いくらいがいいんじゃん。」

悠「さりげなく触れるしなって…どういう店の話だよ。なに、ここもお触りオーケーなのか?」

優日「なんにもいってないけど、悠が普段どういうお店にいってるのかよくわかるね」

鈴猫「むっ…」

悠「まてまて、金もないのにそんな店にホイホイいけるかよ。」

優日「つまり、行ったことはあるんだね」

悠「たまたま拳二が連れていってくれただけだよ。」

優日「楽しかった?」

悠「すごく楽しかった。」

鈴猫「むぅっ…」

優日「そんなお店にいかなくてもお願いしたら鈴猫さんがお酌してくれるのにね。」

悠「いやいや…なぁ?」

鈴猫「え、えと…お酌くらいならぜんぜんするよ?」

悠「それじゃあ…してもらおうか」

鈴猫「はい、どうぞ」

悠「コクコク……ふぅ…。美味い。」

鈴猫「ふふ。」

優日「鈴猫さん、私もお願いしまーす」

鈴猫「はい、どうぞ」

優日「ぷはぁ…」

鈴猫「えと、美喜。これおかわりお願い。」

美喜「はいはい、お酌係なんてよくやるわね…。」

澪「どうぞ、熱いので気を付けて」

鈴猫「ありがと。はい、悠どうぞ」

悠「……」

鈴猫「どうかした?」

悠「まずいな」

鈴猫「え、なにが?」

悠「いや、手酌じゃないだけでこんなに酒が美味くなるから飲みすぎちまう」

優日「それは鈴猫さんみたいな人がもてなしてくれてるからじゃないかな。思いを一生懸命こめてるから。」

鈴猫「ゆ、優日ちゃん//」

悠「なるほどな、愛されてるな優日は」

優日「そこで私の名前を出す辺りがダメダメだよね」

悠「え?」

鈴猫「あはは……はぁ」

優日「鈴猫さん、もうこっち(私の隣)に座ります?」

鈴猫「そうしちゃおうかな…」

悠「えー、俺としてはこのまま二人に挟まれてたいんだけど」

鈴猫「じゃあ…このままで」

美喜「それで良いの…」

鈴猫「……うん///」

美喜「あっそ…」
91/100ページ
スキ