ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/30/深夜)ー

亮「あ、やべこんな時間じゃん。帰るわ」

悠「うん、おつかれ。」

亮「二人はまだ帰らないのか?」

ともき「このいっぱい空けたら帰る。」

悠「俺は朝には帰る」

亮「悠は学校来いよ」

悠「気分でな」

亮「気分かよ」

悠「あ、亮」

亮「ん?」

悠「さよならのちゅーは?」

亮「千草にもしたことねぇよ!」

悠「じゃあ、初さよならのちゅーは俺か」

亮「するかよ。じゃあな」

ともき「おつかれ。」

悠「うーむ、逃げられた」

澪「したかったのか…」

悠「俺はそろそろ男に走るしかないからな」

美喜「なんでよ」

悠「そりゃ…女より男にモテるからさ」

澪「言ってて悲しくないか?」

悠「もう涙はとうに枯れたさ」

紅「ちぃーす」

美喜「いらっしゃい」

紅「おっ、悠、ともき。ばんわ。」

悠「なんだこんな時間までブラついてるなんて、なんかあったのか?」

紅「いんや、最近夜型なんだ」

ともき「そうなんだ。」

紅「ああ、けどもうかなり眠たい。」

ともき「ぜんぜん夜型じゃないな」

紅「健康第一だからな」

悠「まるで俺が不健康第一みたいじゃないか」

ともき「悠は少しは健康に気を使え」

悠「不健康でもないぞ?」

紅「悠はタフいからな。けど食道炎とか動脈硬化とかしてたりして」

悠「さらっと怖いこというな否定できないから」

ともき「しろよ…」

紅「っか、頼みかあるんだけど」

悠「なーに?」

紅「どっちでもいいからさ、今日泊めてくれないか?姉貴に閉め出されてうちに入れないんだよ」

ともき「え?どゆこと?」

紅「いや、多分俺が帰ってないの気がついてなかったんだと思うけど玄関閉められたんだ。姉貴は酔って寝たら起きないし。てゆーか起こすのも悪いし」

悠「もしかして夜型なんじゃなくて、家に帰れないだけか?」

紅「へへっ」

澪「それでここに来たのか。」

紅「最悪ここに泊まらせて貰おうと思ってな」

美喜「そういう事情なら別に構わないわよ」

悠「俺が寝たら怒るのに…」

美喜「アンタは何処にでも帰れるでしょ」

悠「何処にでもって…そこまで俺のこと毛嫌いするなよ。まぁ、気持ちはわかるけど」

ともき「解るのかよ!?」

悠「まぁな!ウザさにはそれなりの自覚がある男です」

ともき「まったく威張れないし」

紅「帝姉は悠のこと気に入ってけどな。あ、団子も喜んでたぞ」

悠「えへへ。やった。好感度アップ!」

紅「それで泊まらせてくれるのか?」

悠「俺は家に帰るかどうか分からないから。ともきな。」

ともき「泊めるのはいいけど、悠はちゃんと帰れよ…。」
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