ー特別篇ーYoutuber∴芸術劇場
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「俺もこのへんの高校なんですけど、、崇さんや氷室さん、それに悠さんの活躍は色々ときいてます。」
たまにはこういうファンがおれにもいる。九十九%男だけどな。
「ありがと。てせー゛、流星ってどう?」
「毎日動画をアップしてるから、いそがしいときはほんとにきついけど、ここにある機材は俺たちも自由に使わせてくれるし、イベントなんかがあるとちゃんと休みをくれます。俺先週関西遠征があったんですけど。」
こいつはプロレスのリングに自分でもあがっているのだろうか。プロティンとジムワークで筋肉はアメコミのヒーロー映画の悪役みたい。なぜか筋肉好きはひとサイズ小さなTシャツをピチピチできるよな。おれの視線に気づいたようだ。
「いや、観戦だけですよ。学生時代はアマチュアの試合に出てましたけど、腰をやっちゃって。今じゃ普通のセックスもきついくらいなんですから。」
からからと大口を開けて笑った。どなりのデスクではチードル♡♡♡横井が、忌々しげにうつむいている。ゴング斎藤がいった。
「コイツ、素人童貞でセックスは結婚する相手としかしちゃいけないって信じてるんです。絶対に処女としか着きあわないんだって。つきあった経験はないんだけど。笑っちゃうでしょ。地下アイドルなんて、みんな男つくってやりまくってるのになぁ。お前の好きな絶対零℃乙女キューティーズのはるりんとかもさ」
「うるさいな、脳筋。はるりんは中学校のフォークダンスでも、男子の手にさわらなかった子だぞ。きれいなままに決まってる。」
地下アイドルが処女かどうかなんて、おれにはどうでもいい話。
「それよりさ、流星さんって最近どうなの」
前髪で完全に隠れて目の表情が読めないって困るよな。嘘をついているのかまるでわからないのだ。横井は淡々っといった。
「これは流星さんのことでなくて、ユーチューバー全般についてなんだけど。」
脳筋プロレスマニアが腕組みして唸るようにいった。
「あっ、チードルそれ言っちゃうんだ」
「いいじゃないか、ユーチューバーなら誰でも知ってることなんだから。」
「世間の認知度はゼロだろうが」
廊下の先でトイレのドアが開く音がした。横井が早口でいう。
「年末いきなり報酬額が引き下げられたんです。事前の通知もなく、半分くらいにされちゃって。ユーチューバーはみんな大変だって大騒ぎしました。ようやく生活できるようになった人も、またアルバイト暮らしに逆戻りしだって」
そんな話は当然、初耳だった。報酬額が下がって、ユーチューバーの生活が苦しくなっている。まったくニュースになっていなかった。
たまにはこういうファンがおれにもいる。九十九%男だけどな。
「ありがと。てせー゛、流星ってどう?」
「毎日動画をアップしてるから、いそがしいときはほんとにきついけど、ここにある機材は俺たちも自由に使わせてくれるし、イベントなんかがあるとちゃんと休みをくれます。俺先週関西遠征があったんですけど。」
こいつはプロレスのリングに自分でもあがっているのだろうか。プロティンとジムワークで筋肉はアメコミのヒーロー映画の悪役みたい。なぜか筋肉好きはひとサイズ小さなTシャツをピチピチできるよな。おれの視線に気づいたようだ。
「いや、観戦だけですよ。学生時代はアマチュアの試合に出てましたけど、腰をやっちゃって。今じゃ普通のセックスもきついくらいなんですから。」
からからと大口を開けて笑った。どなりのデスクではチードル♡♡♡横井が、忌々しげにうつむいている。ゴング斎藤がいった。
「コイツ、素人童貞でセックスは結婚する相手としかしちゃいけないって信じてるんです。絶対に処女としか着きあわないんだって。つきあった経験はないんだけど。笑っちゃうでしょ。地下アイドルなんて、みんな男つくってやりまくってるのになぁ。お前の好きな絶対零℃乙女キューティーズのはるりんとかもさ」
「うるさいな、脳筋。はるりんは中学校のフォークダンスでも、男子の手にさわらなかった子だぞ。きれいなままに決まってる。」
地下アイドルが処女かどうかなんて、おれにはどうでもいい話。
「それよりさ、流星さんって最近どうなの」
前髪で完全に隠れて目の表情が読めないって困るよな。嘘をついているのかまるでわからないのだ。横井は淡々っといった。
「これは流星さんのことでなくて、ユーチューバー全般についてなんだけど。」
脳筋プロレスマニアが腕組みして唸るようにいった。
「あっ、チードルそれ言っちゃうんだ」
「いいじゃないか、ユーチューバーなら誰でも知ってることなんだから。」
「世間の認知度はゼロだろうが」
廊下の先でトイレのドアが開く音がした。横井が早口でいう。
「年末いきなり報酬額が引き下げられたんです。事前の通知もなく、半分くらいにされちゃって。ユーチューバーはみんな大変だって大騒ぎしました。ようやく生活できるようになった人も、またアルバイト暮らしに逆戻りしだって」
そんな話は当然、初耳だった。報酬額が下がって、ユーチューバーの生活が苦しくなっている。まったくニュースになっていなかった。