ー特別編ー池袋@亀有エクスプレス
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「そうなると、出来ることは二つだな」
おれがそういうと、両津はぎろりと横目でおれをにらんだ。
「なんとなんだ」
「オンラインとオフライン」
また右手がいつもならホルスターを下げている右腰に伸びた。
「日本人なら日本語を使え」
「分かったよ。だからさ、アドレスと電話番号から、そいつの本名や住所を探れるかもしれない。ただし、こいつは少々金がかかるし、綾小路が使ってるのが飛ばしの携帯なら、見つかってもどんづまりだな。これがオンライン」
おれはサンシャインシティの向かいにあるファミレスで、今も営業中のハッカー、禅のことを考えた。やつの食事情でカボチャやサツマイモを丸ごと使ったお菓子は本当にお菓子なのかどうかというので悩んでいるという噂だ。
「それでオフサイド……違ったオフラインの方はどうなんだ」
「そいつは簡単だ。次の二人のデートを張る。ガキをたくさん使ってな。池袋にはわずかな金で二十四時間尾行してくれるマリアックなチーマーが多くてな。そいつらをあんたに紹介することもできる。ところで、金は持ってるの?」
両津は指まで毛の生えたゴツイげんこで胸を叩いて見せた。
「まかせとけ」
そういって、トレンチコートのポケットから札束を抜いた。帯封のついた百万の束がみっつ。分厚い新書くらいの厚さだ。
「わしがいつも世話してやってる中川という金持ちのボンボンに借りてきた。銀行で眠ってるだけでなく、こうして世のため人のために使われるんだから、金だって本望だろう。」
他人の鐘で自分の好きな女を助けようとする男。天晴だが、おれには良いことか悪い事か。判断できなかった。まあ、世の中すべての問題と同じである。誰にだって、いいことも悪いこともあるもんな。
秋の日はようやく傾き始めたころ。ハーフミラーのビルから反射してくる優日は、なぜか本物の夕陽よりも鮮やかだった。おれは左手を出していった。
「ちょっとアンタの携帯かしてくれ。アドレスは?」
奴の口から二十文字もある英文アドレスを聞くのは、なんだか愉快だった。曲芸をするシロクマみいなのだ。おれは左手に両津の携帯、右手に自分の携帯を持っていた。アドレスを入力する。おれは自分の画像ファイルから、美人の写真を選んで、両津の携帯に送った。
「なにをしておるんだ。おっ、その子なかなかかわいいな。紹介してくれ。」
あっさりと無視するし後で消去しておこう。。
「さっきの方法はどっちも金がかかるだろ。だからさ、最初に金のかかんない方法を試してみようと思ってな」
おれは両津の携帯でメールを打ち始めた。添付するのはミニスカートから弾けるほどプリッとした太ももがまぶしい徳河吉音。少々、写真を使うのは気が引けるのだが。ちゃんと後で消去するし今度色々とサービスするから許してもらおう。
おれがそういうと、両津はぎろりと横目でおれをにらんだ。
「なんとなんだ」
「オンラインとオフライン」
また右手がいつもならホルスターを下げている右腰に伸びた。
「日本人なら日本語を使え」
「分かったよ。だからさ、アドレスと電話番号から、そいつの本名や住所を探れるかもしれない。ただし、こいつは少々金がかかるし、綾小路が使ってるのが飛ばしの携帯なら、見つかってもどんづまりだな。これがオンライン」
おれはサンシャインシティの向かいにあるファミレスで、今も営業中のハッカー、禅のことを考えた。やつの食事情でカボチャやサツマイモを丸ごと使ったお菓子は本当にお菓子なのかどうかというので悩んでいるという噂だ。
「それでオフサイド……違ったオフラインの方はどうなんだ」
「そいつは簡単だ。次の二人のデートを張る。ガキをたくさん使ってな。池袋にはわずかな金で二十四時間尾行してくれるマリアックなチーマーが多くてな。そいつらをあんたに紹介することもできる。ところで、金は持ってるの?」
両津は指まで毛の生えたゴツイげんこで胸を叩いて見せた。
「まかせとけ」
そういって、トレンチコートのポケットから札束を抜いた。帯封のついた百万の束がみっつ。分厚い新書くらいの厚さだ。
「わしがいつも世話してやってる中川という金持ちのボンボンに借りてきた。銀行で眠ってるだけでなく、こうして世のため人のために使われるんだから、金だって本望だろう。」
他人の鐘で自分の好きな女を助けようとする男。天晴だが、おれには良いことか悪い事か。判断できなかった。まあ、世の中すべての問題と同じである。誰にだって、いいことも悪いこともあるもんな。
秋の日はようやく傾き始めたころ。ハーフミラーのビルから反射してくる優日は、なぜか本物の夕陽よりも鮮やかだった。おれは左手を出していった。
「ちょっとアンタの携帯かしてくれ。アドレスは?」
奴の口から二十文字もある英文アドレスを聞くのは、なんだか愉快だった。曲芸をするシロクマみいなのだ。おれは左手に両津の携帯、右手に自分の携帯を持っていた。アドレスを入力する。おれは自分の画像ファイルから、美人の写真を選んで、両津の携帯に送った。
「なにをしておるんだ。おっ、その子なかなかかわいいな。紹介してくれ。」
あっさりと無視するし後で消去しておこう。。
「さっきの方法はどっちも金がかかるだろ。だからさ、最初に金のかかんない方法を試してみようと思ってな」
おれは両津の携帯でメールを打ち始めた。添付するのはミニスカートから弾けるほどプリッとした太ももがまぶしい徳河吉音。少々、写真を使うのは気が引けるのだが。ちゃんと後で消去するし今度色々とサービスするから許してもらおう。