ー特別編ーWORLD・THE・LinkⅡ
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キヨヒコが果物屋にやってきたのは、連日三十五度を上回る超真夏日のある日。
小わきには例の段ボールケースを抱えていた。
俺にさしだすという。
「このごろ工場の仕事がなくて、毎日カップ麺と白めしばかりなんです。これ、お礼にもらってください。」
中身を出した。ジョナサンなんとかの絵。ビキニの女がはいっていない一枚だった。
俺は笑っていった。
「いいのか、こんな高いもの。」
キヨヒコも笑った。
「やっぱりこういうものは本当の値打ちがわかる人が持っていたほうがいいから」
いい冗談。
俺たちはそこで握手した。
店先で冷えたパイナップル串を立ち食いする。
それから、またなといいあった。
別れてからはあっていない。
というわけで、平和と愛と環境問題のシンボルであるジョナサンのイルカは俺の部屋の壁に今も飾ってある。
まあ、誰も注目する事は無いんだけどそれもしかたないだろう。
ここはアートの似合わない街、池袋だ。
小わきには例の段ボールケースを抱えていた。
俺にさしだすという。
「このごろ工場の仕事がなくて、毎日カップ麺と白めしばかりなんです。これ、お礼にもらってください。」
中身を出した。ジョナサンなんとかの絵。ビキニの女がはいっていない一枚だった。
俺は笑っていった。
「いいのか、こんな高いもの。」
キヨヒコも笑った。
「やっぱりこういうものは本当の値打ちがわかる人が持っていたほうがいいから」
いい冗談。
俺たちはそこで握手した。
店先で冷えたパイナップル串を立ち食いする。
それから、またなといいあった。
別れてからはあっていない。
というわけで、平和と愛と環境問題のシンボルであるジョナサンのイルカは俺の部屋の壁に今も飾ってある。
まあ、誰も注目する事は無いんだけどそれもしかたないだろう。
ここはアートの似合わない街、池袋だ。