ー特別編ーWORLD・THE・Link【後】
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言おうとしたらリッカがいった。
「携帯のない昔に戻る。S・ウルフのメンバーはたくさんいるし。メッセージがあるときは伝令を飛ばす。手信号やのろしなんかも面白いよね。だいたい、みんな携帯に頼りすぎだよ。」
「リッカ。そのとおりナイスだ。」
おれも本当にそう思っている。
携帯を持ってあるくのではなく、携帯にぶら下がって歩いているストラップ人間のなんと多いことか。
「ふっ…リッカ、悠。お前らやっぱり組むといい。禅、ジャマーの配置を説明しろ。本郷は車及び機材の手配を確認しろ。宮塚、炎銃は本郷の指示で動け。紅はヘヴンとの連絡先を集めろついでに後で鈴猫にも伝えておけ。」
王が勅命を下す。
俺の提案で今回のオーガナイズするレイヴの名前は、【ミッドナイトメアサマーレイヴ】とコードネームが決まった。
それから作戦会議はヘヴンとS・ウルフの人員配置や連携など細かな詰めの作業に入った。
そっちは俺の専門外の話。だから残りの時間の半分以上を、俺はトワコのスリップドレスの銀の肩ひもを眺めてすごした。
なぜ、人間は細い鎖になれないのだろうか。
不自由なものだ。
そうすれば俺も鎖骨の影に沿ってうねりながら、トワコの肩に乗っていられるのに。
「悠くん。顔やらしーよ?」
「やかましい。乳揉むぞ。」
「顔面凹ますよ。」
俺はリッカと爆笑してると全員から睨まれたのでおとなしくした。
夜中の二時に作戦会議は終了した。
そのスイートはトワコが泊まっていくという。
トワコはちょっと俺を窓辺に呼ぶと、三十分したら戻ってきなよと耳元で呟いた。
ロビーにおりて、長円形の回転扉を抜けるときタカシが俺にいった。
「いい女じゃないか。あれならその辺のつまらない女十人分の価値がある。いってやらなくていいのか」
心の中でガッツポーズ。
昇天ペガサス盛り
王様に初めて平民の底力を見せられたのだ。
俺はさして関心なさそうにいう。
「あとでもどる。お前は一山いくらのガキにキャーキャーいわれてればいいさ」
タカシは笑いながら左のジャブを飛ばし、拳は俺の前髪を揺らしてとまった。
危うく頭蓋骨を陥没骨折するところだった。
平民が王様に冗談をいうのは、いつの時代も命がけだ。
俺はS・ウルフの集団と西口公園で別れた。
俺はパイプベンチに座り、エディの短縮を押した。
留守番サービスに繋がった。俺はすぐに電話するようにいい、通話をきった。
その時点では不吉なことなど考えていなかった。
俺が考えていたのはトワコのことだけだった。
あのスリップドレスのしたはなにをつけているんだろうか。
エディの消息はトワコの肩ひも一本の重さもない。
かわいそうなエディ。
「携帯のない昔に戻る。S・ウルフのメンバーはたくさんいるし。メッセージがあるときは伝令を飛ばす。手信号やのろしなんかも面白いよね。だいたい、みんな携帯に頼りすぎだよ。」
「リッカ。そのとおりナイスだ。」
おれも本当にそう思っている。
携帯を持ってあるくのではなく、携帯にぶら下がって歩いているストラップ人間のなんと多いことか。
「ふっ…リッカ、悠。お前らやっぱり組むといい。禅、ジャマーの配置を説明しろ。本郷は車及び機材の手配を確認しろ。宮塚、炎銃は本郷の指示で動け。紅はヘヴンとの連絡先を集めろついでに後で鈴猫にも伝えておけ。」
王が勅命を下す。
俺の提案で今回のオーガナイズするレイヴの名前は、【ミッドナイトメアサマーレイヴ】とコードネームが決まった。
それから作戦会議はヘヴンとS・ウルフの人員配置や連携など細かな詰めの作業に入った。
そっちは俺の専門外の話。だから残りの時間の半分以上を、俺はトワコのスリップドレスの銀の肩ひもを眺めてすごした。
なぜ、人間は細い鎖になれないのだろうか。
不自由なものだ。
そうすれば俺も鎖骨の影に沿ってうねりながら、トワコの肩に乗っていられるのに。
「悠くん。顔やらしーよ?」
「やかましい。乳揉むぞ。」
「顔面凹ますよ。」
俺はリッカと爆笑してると全員から睨まれたのでおとなしくした。
夜中の二時に作戦会議は終了した。
そのスイートはトワコが泊まっていくという。
トワコはちょっと俺を窓辺に呼ぶと、三十分したら戻ってきなよと耳元で呟いた。
ロビーにおりて、長円形の回転扉を抜けるときタカシが俺にいった。
「いい女じゃないか。あれならその辺のつまらない女十人分の価値がある。いってやらなくていいのか」
心の中でガッツポーズ。
昇天ペガサス盛り
王様に初めて平民の底力を見せられたのだ。
俺はさして関心なさそうにいう。
「あとでもどる。お前は一山いくらのガキにキャーキャーいわれてればいいさ」
タカシは笑いながら左のジャブを飛ばし、拳は俺の前髪を揺らしてとまった。
危うく頭蓋骨を陥没骨折するところだった。
平民が王様に冗談をいうのは、いつの時代も命がけだ。
俺はS・ウルフの集団と西口公園で別れた。
俺はパイプベンチに座り、エディの短縮を押した。
留守番サービスに繋がった。俺はすぐに電話するようにいい、通話をきった。
その時点では不吉なことなど考えていなかった。
俺が考えていたのはトワコのことだけだった。
あのスリップドレスのしたはなにをつけているんだろうか。
エディの消息はトワコの肩ひも一本の重さもない。
かわいそうなエディ。