ー特別編ーWORLD・THE・Link【前】
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俺はトワコと同じ笑いを作っていった。
「よかったな。それで、アンタはあのヒデキって男とラブラブなんだ。」
トワコは肩をすくめた。
「なにもかもそううまくはいかないよ。ヒデキはもう私にはあんまり興味がないみたい。この二年くらい私たちってセックスレスなんだ。愛はなくなったけど、情だけは残ってるってかんじかな」
たったひと言が地雷のようにきいた。
俺はほとんど身動きできなくなる。
「やつってなんの仕事してるんだ」
「よく知らない。デザイナーみたいな仕事」
「そうか」
トワコは腕時計をちらりとのぞき、上目遣いに俺を見る。
白目はナイフのように光っていた。
「ねえ、悠くんて童貞じゃないよね」
ガゴッと頭を岩肌にぶつけてしまった。
今のは例え金剛の本気の拳を受け止めれる俺でも防げない一撃だ。
「違うよ。」
「じゃあイクまでに時間がかかる人?」
そんなことが即答できるはずがなかった。
俺はかろうじて心臓麻痺を起こさずに答えた。
「時と場所と相手による」
「なんだか昔の話をしたら、私、だんぜんやる気になってきちゃった」
暗闇のなかトワコの顔が近づいてきた。
体温の輻射が感じられる距離になると、トワコはかすれた声で囁いた。
「今なら夜明けまで時間があるんだけど…」
互いのくちびるの先だけが軽く触れあう。
「私とならどうか……」
俺はそれ以上トワコが話さないように唇で唇をふさいだ。
それはシャワーもトイレもエアコンもない場所でのセックスだった。
夜の山と潮風、濃厚な夏草のにおい。
星は揺れて、崩れ落ちようとしている。
俺の足に触れるチタンのシャフトの冷たさともう片足の熱さがしびれるようだった。
ただのHじゃなく、宗教的な儀式みたいだ。
どこかの山の頂上で神々に奉納するセックス。
俺は必死で動きながら、こんなふうに人類は命をつないできたんだと思った。
あたりに人がいなければ夜空に向かって吠えてしまいそうだ。
トワコの身体は細くしなやかだった。
俺はどこかの知事と違ってしなやかなんて言葉は嫌いだ。
だが、なめらかに伸びるトワコの胸から腰の線にふれたら、しなやかという言葉以外はでてこなかった。
最初は俺がのったが、すぐにトワコをうえに替えた。
地面が岩場なので背中が痛いのだ。
ほんっと男って格好つけだよな。
俺はトワコの乳房のした側の丸さと星空を見上げながら、深々と射精した。
トワコは俺の胸に崩れるといった。
「やっぱり、レイヴもセックスも外が最高だな」
山頂から遠くダンスビートが聞こえた。
トワコの汗と肌のあいだで溶け合っている。
なぜか俺はおかしくて仕方なかった。
「いつもちゃんともってるんだ」
トワコはゆっくりと身体を起こした。
「よかったな。それで、アンタはあのヒデキって男とラブラブなんだ。」
トワコは肩をすくめた。
「なにもかもそううまくはいかないよ。ヒデキはもう私にはあんまり興味がないみたい。この二年くらい私たちってセックスレスなんだ。愛はなくなったけど、情だけは残ってるってかんじかな」
たったひと言が地雷のようにきいた。
俺はほとんど身動きできなくなる。
「やつってなんの仕事してるんだ」
「よく知らない。デザイナーみたいな仕事」
「そうか」
トワコは腕時計をちらりとのぞき、上目遣いに俺を見る。
白目はナイフのように光っていた。
「ねえ、悠くんて童貞じゃないよね」
ガゴッと頭を岩肌にぶつけてしまった。
今のは例え金剛の本気の拳を受け止めれる俺でも防げない一撃だ。
「違うよ。」
「じゃあイクまでに時間がかかる人?」
そんなことが即答できるはずがなかった。
俺はかろうじて心臓麻痺を起こさずに答えた。
「時と場所と相手による」
「なんだか昔の話をしたら、私、だんぜんやる気になってきちゃった」
暗闇のなかトワコの顔が近づいてきた。
体温の輻射が感じられる距離になると、トワコはかすれた声で囁いた。
「今なら夜明けまで時間があるんだけど…」
互いのくちびるの先だけが軽く触れあう。
「私とならどうか……」
俺はそれ以上トワコが話さないように唇で唇をふさいだ。
それはシャワーもトイレもエアコンもない場所でのセックスだった。
夜の山と潮風、濃厚な夏草のにおい。
星は揺れて、崩れ落ちようとしている。
俺の足に触れるチタンのシャフトの冷たさともう片足の熱さがしびれるようだった。
ただのHじゃなく、宗教的な儀式みたいだ。
どこかの山の頂上で神々に奉納するセックス。
俺は必死で動きながら、こんなふうに人類は命をつないできたんだと思った。
あたりに人がいなければ夜空に向かって吠えてしまいそうだ。
トワコの身体は細くしなやかだった。
俺はどこかの知事と違ってしなやかなんて言葉は嫌いだ。
だが、なめらかに伸びるトワコの胸から腰の線にふれたら、しなやかという言葉以外はでてこなかった。
最初は俺がのったが、すぐにトワコをうえに替えた。
地面が岩場なので背中が痛いのだ。
ほんっと男って格好つけだよな。
俺はトワコの乳房のした側の丸さと星空を見上げながら、深々と射精した。
トワコは俺の胸に崩れるといった。
「やっぱり、レイヴもセックスも外が最高だな」
山頂から遠くダンスビートが聞こえた。
トワコの汗と肌のあいだで溶け合っている。
なぜか俺はおかしくて仕方なかった。
「いつもちゃんともってるんだ」
トワコはゆっくりと身体を起こした。