ー特別編ーWORLD・THE・Link【前】
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ゼンはノートパソコンを入れてる手さげのバックからピルケースを取り出した。
俺に渡す。
「俺の…方で…集めた…クスリです」
俺はなかを見た。
オレンジ色の錠剤をひと粒つまんだ。おもてにはターバンをした男の顔が浮き彫りになっている。
俺は便所であった売人の言葉を思い出した。
「これがオレンジのインド人なのか」
「出来の…悪いエクスタシー…もどきでも…手に入れるのは案外…むずかしい。」
「どうして」
俺はカラフル過ぎるクスリを一通り見たあと、ピルケースをゼンに返す。
「売人から…最初に…サンプルで…クスリを引いてみて…質のいいものだと…わかったら…あるだけ…買い占める。…海外のものは…次に…いつ入って…くるか…わからない…同じマークの…クスリでも…全然ダメに…なってたりします。…あんながらなど…毎月変わりますし…」
話が飲み込めてきた。
「ウロボロスはこの二年間、高品質の新型ドラッグをきちんと供給し続けている。非合法ドラッグの立派な一流ブランドってわけだ。」
鞭の男の言葉を思い出す。売人は客を裏切らないものだ。企業努力と誠実さ。
ウロボロスはとても日本的な密売組織だった。
「そう…エルメス…や…グッチみたいな…超一流ブランド…。そもそも…今回のレイヴに…悠さんが…参加した…のは…ミドリを超える…新型が…デビュー…する…噂が飛んでいた…からでしょ?」
蛇の道はヘビということか。
っか、俺はなにも知らずにタカシにとんでもないドラッグの新作発表会に招かれたことになる。
お人好しの探偵は軍パンの尻のポケットから手帳を取り出して書き留めながら聞いた。
「ほかにウロボロスの噂はないか。」
「いくつか…。ウロボロスは…製造直販で…ほかの売人たちに…スネークバイトを卸したりはしない…らしいです。…あそこの…メンバーから…買うもの…だけが…正規の…ミドリ。…ヤクザの…団体が…全国展開で…売り出したいと…いって接触したけど…断られたらしいです」
おれはいった。
「ずいぶんしっかりした組織なんだな。」
「ウロボロスは…結束が固くて…裏切り者を…絶対許さないとか…スネークバイトね成分表を…もって逃げようとした…メンバーは行方不明になった…ままだとか…」
「佐伯イッセイって名前知らないか。」
ゼンは首を横に振った。
「いえ…知りません…。でも、なんでも…ウロボロスの…工事には…とんでもない…ドラッグづくりの…天才がいる…噂です。…普通のドラッグデザイナー…は…化学に強い…ケミカル系か…漢方薬みたいな…自然ものに…強い…ナチュラル系に…わかれますが…ウロボロスの…デザイナーは…両方とも…完璧…。それが…スネークバイトの…秘密かも知れない…です。」
俺は礼をいって、千円札を二枚テーブルにおいて談話室をでた。
俺に渡す。
「俺の…方で…集めた…クスリです」
俺はなかを見た。
オレンジ色の錠剤をひと粒つまんだ。おもてにはターバンをした男の顔が浮き彫りになっている。
俺は便所であった売人の言葉を思い出した。
「これがオレンジのインド人なのか」
「出来の…悪いエクスタシー…もどきでも…手に入れるのは案外…むずかしい。」
「どうして」
俺はカラフル過ぎるクスリを一通り見たあと、ピルケースをゼンに返す。
「売人から…最初に…サンプルで…クスリを引いてみて…質のいいものだと…わかったら…あるだけ…買い占める。…海外のものは…次に…いつ入って…くるか…わからない…同じマークの…クスリでも…全然ダメに…なってたりします。…あんながらなど…毎月変わりますし…」
話が飲み込めてきた。
「ウロボロスはこの二年間、高品質の新型ドラッグをきちんと供給し続けている。非合法ドラッグの立派な一流ブランドってわけだ。」
鞭の男の言葉を思い出す。売人は客を裏切らないものだ。企業努力と誠実さ。
ウロボロスはとても日本的な密売組織だった。
「そう…エルメス…や…グッチみたいな…超一流ブランド…。そもそも…今回のレイヴに…悠さんが…参加した…のは…ミドリを超える…新型が…デビュー…する…噂が飛んでいた…からでしょ?」
蛇の道はヘビということか。
っか、俺はなにも知らずにタカシにとんでもないドラッグの新作発表会に招かれたことになる。
お人好しの探偵は軍パンの尻のポケットから手帳を取り出して書き留めながら聞いた。
「ほかにウロボロスの噂はないか。」
「いくつか…。ウロボロスは…製造直販で…ほかの売人たちに…スネークバイトを卸したりはしない…らしいです。…あそこの…メンバーから…買うもの…だけが…正規の…ミドリ。…ヤクザの…団体が…全国展開で…売り出したいと…いって接触したけど…断られたらしいです」
おれはいった。
「ずいぶんしっかりした組織なんだな。」
「ウロボロスは…結束が固くて…裏切り者を…絶対許さないとか…スネークバイトね成分表を…もって逃げようとした…メンバーは行方不明になった…ままだとか…」
「佐伯イッセイって名前知らないか。」
ゼンは首を横に振った。
「いえ…知りません…。でも、なんでも…ウロボロスの…工事には…とんでもない…ドラッグづくりの…天才がいる…噂です。…普通のドラッグデザイナー…は…化学に強い…ケミカル系か…漢方薬みたいな…自然ものに…強い…ナチュラル系に…わかれますが…ウロボロスの…デザイナーは…両方とも…完璧…。それが…スネークバイトの…秘密かも知れない…です。」
俺は礼をいって、千円札を二枚テーブルにおいて談話室をでた。