ー特別編ーWORLD・THE・Link【前】
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夕方に池袋に戻った。
学校にいく気も起こらないし、ウイロードをくぐりPパルコのまえに顔をだす。
思ったとおりエディはオールナイトで踊ったくせに、その日も通りで客引きをやっていた。
俺がそばにいくとやつは踊るように手を振った。
関節がひとつ多いんじゃないかというリズミカルな振り方。
「エディ、調子はどうだ。」
疲れているようだが、やつはカフェラテ色の顔いっぱいに笑ってみせた。
「新しいステップが踊れそうなくらいクールだよ。」
エディはまた路上で踊りだそうとした。
「はは、そうか。飛びすぎるなよ。」
俺が笑っていると後ろから声をかけられた。
「悠…さん。」
枯れ葉が擦れるような声。振り返ると珍しい組み合わせがいた。
動かない大図書館パチュリーノーレッジ…
ならぬ、動かない電子の王烏哭禅。
「どうも…です。」
それと要町を仕切るS・ウルフの武闘派チームODのヘッド青山拓哉だ。
「よぉっす。悠さん。今日も暑いな!」
俺はドラッグの入ってない元気な拓哉にハイタッチをして、俺はゼンにいった。
「うろついてるなんて珍しいな。」
いつもの黒いフードを被りゼンはしぼりだすような声をだした。
「朝は…放火犯の調査…昼から夜はドラッグの調査…正直…死にそう…で…す。」
ここにも違ったオールナイトを過ごしてるやつがいた。
「じゃあ…冷たいもの奢るからちょっと話を聞いてくれないか。」
「なんで…すか。」
「スネークバイトの話を聞きたい。」
ゼンとタクヤの顔が真剣になった。
「何が…知りたいん…です」
「とりあえず知ってること全部」
わかりましたとゼンはいい、俺たちは駅前の交差点を渡ったところにある談話室滝沢(そういうすごい名前の喫茶店が東京のあちこちにある)に移動した。
俺は珈琲、ゼンはクリームメロンソーダ、タクヤはレモンスライスの浮かんだコーラを注文した。
「ドラッグって言えばさ…」
俺は珈琲を一口のんでコーラのグラスを指差した。
「コカ・コーラのコカって葉っぱの意味なんだよな。あのコカインの元になる葉っぱ。昔はコーラのなかにもコカの葉の抽出成分がしっかりはいっていて、中毒性を疑われてずいぶんまえにやめたらしいけど。」
「そういう…話をだして…ドラッグの…危険について…騒ぎすぎだと…誤魔化す…ドラッグ愛好家に…よる…ドラッグ擁護論…」
「ま、クスリを飲まない俺には関係ないけどさ…興味があるのはスネークバイトの卸元のウロボロス。ゼンはもちろん調べてるんだろ?」
ゼンはアイスクリームを一口食べながら眉をひそめる。
「おととしの…夏くらい…に…ミドリは…出回り…ました。…最初は…ネットのドラッグ…サイトで…日本製の…すごいクスリが…あるらしい…って噂になり…Lより強力な…幻覚作用があり…Sより…厳しくピキッと…醒める。…Xより値は張るけど…依存性もほとんどなし…そんな噂」
「ふーん」
「ま…簡単に言えば…ウロボロスはジャンキーの…間では…リスペクトされた…存在です。…二年間も…質のいいミドリを…安定供給してます…から。」
俺には意味がわからなかった。
学校にいく気も起こらないし、ウイロードをくぐりPパルコのまえに顔をだす。
思ったとおりエディはオールナイトで踊ったくせに、その日も通りで客引きをやっていた。
俺がそばにいくとやつは踊るように手を振った。
関節がひとつ多いんじゃないかというリズミカルな振り方。
「エディ、調子はどうだ。」
疲れているようだが、やつはカフェラテ色の顔いっぱいに笑ってみせた。
「新しいステップが踊れそうなくらいクールだよ。」
エディはまた路上で踊りだそうとした。
「はは、そうか。飛びすぎるなよ。」
俺が笑っていると後ろから声をかけられた。
「悠…さん。」
枯れ葉が擦れるような声。振り返ると珍しい組み合わせがいた。
動かない大図書館パチュリーノーレッジ…
ならぬ、動かない電子の王烏哭禅。
「どうも…です。」
それと要町を仕切るS・ウルフの武闘派チームODのヘッド青山拓哉だ。
「よぉっす。悠さん。今日も暑いな!」
俺はドラッグの入ってない元気な拓哉にハイタッチをして、俺はゼンにいった。
「うろついてるなんて珍しいな。」
いつもの黒いフードを被りゼンはしぼりだすような声をだした。
「朝は…放火犯の調査…昼から夜はドラッグの調査…正直…死にそう…で…す。」
ここにも違ったオールナイトを過ごしてるやつがいた。
「じゃあ…冷たいもの奢るからちょっと話を聞いてくれないか。」
「なんで…すか。」
「スネークバイトの話を聞きたい。」
ゼンとタクヤの顔が真剣になった。
「何が…知りたいん…です」
「とりあえず知ってること全部」
わかりましたとゼンはいい、俺たちは駅前の交差点を渡ったところにある談話室滝沢(そういうすごい名前の喫茶店が東京のあちこちにある)に移動した。
俺は珈琲、ゼンはクリームメロンソーダ、タクヤはレモンスライスの浮かんだコーラを注文した。
「ドラッグって言えばさ…」
俺は珈琲を一口のんでコーラのグラスを指差した。
「コカ・コーラのコカって葉っぱの意味なんだよな。あのコカインの元になる葉っぱ。昔はコーラのなかにもコカの葉の抽出成分がしっかりはいっていて、中毒性を疑われてずいぶんまえにやめたらしいけど。」
「そういう…話をだして…ドラッグの…危険について…騒ぎすぎだと…誤魔化す…ドラッグ愛好家に…よる…ドラッグ擁護論…」
「ま、クスリを飲まない俺には関係ないけどさ…興味があるのはスネークバイトの卸元のウロボロス。ゼンはもちろん調べてるんだろ?」
ゼンはアイスクリームを一口食べながら眉をひそめる。
「おととしの…夏くらい…に…ミドリは…出回り…ました。…最初は…ネットのドラッグ…サイトで…日本製の…すごいクスリが…あるらしい…って噂になり…Lより強力な…幻覚作用があり…Sより…厳しくピキッと…醒める。…Xより値は張るけど…依存性もほとんどなし…そんな噂」
「ふーん」
「ま…簡単に言えば…ウロボロスはジャンキーの…間では…リスペクトされた…存在です。…二年間も…質のいいミドリを…安定供給してます…から。」
俺には意味がわからなかった。