ー特別編ーWORLD・THE・Link【前】
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「スカウトのことでさあ。アニキは業界用語使うんですぜい。」
業界用語って…ほぼ暗号だぞ。
「いやぁ、こちら。デュープロ(プロデューサー)のゴト(仕事)が長くて癖がついてるんで。」
「…まぁ、なんでもいいや。お前らちょっと風紀委員から睨まれてるから。そのスカウト活動は出来るだけやめとけ。学校でやらなきゃ上も文句いわないから。あと…服装も少しおさえとけ。」
「うーん…ニット帽も?」
「できれば授業中くらいは外しとけ後は適当に言っといてやるから。」
「かいりょー(了解)かいりょー(了解)。」
「わかったぜい。」
なんだ、素直な奴等じゃないか。
俺は用事もすんだし、遅い昼飯を食うために戻ろうとすると、シュウジがポケットに何かを入れた。
「ま、一つこれからもシクヨロ。」
中を見ると食券の束。
「おい…こんなもん渡しやがって…。しっかりスカウト活動頑張れよ。」
「「あざっす。」」
ご機嫌で俺は食堂に向かった。
ただこのあと、まゆにバレて反省文五枚を言い渡された。
ー教室ー
「ったく、どうしていつも俺が貧乏くじ引くんだよ。」
俺は反省文をにらみつけて殴り書いた。
「なぁ、そうおもうよな。」
ペンを一回転させてともきをみる。
「はは。ま、悠も悪いし痛み分けだろ?」
ともきは笑ってそういったあと窓の外を見る。
俺は反省文を終わらそうとしたら電話がなった。
「もしもし?」
『悠。俺だ。』
汗引く冷たい声。ガキの王様からだ。
「なんか用事か。俺、今忙しいんだけど。」
王様は俺の意見など聞きもせずにいった。
『知り合いで使える奴はいないか。出来ればお前並みに。』
「使える奴…ねぇ。」
俺はともきを見た。
「居るけど危ないことなら嫌だぞ。」
『安心しろ大した問題じゃない。お前には別件の用事を頼むから東口の和龍軒まで今すぐこい。』
勝手な王様だ。
俺は電話を切っていった。
「ともき、ラーメン食いにいかないか?」
「いつ?」
「今から。」
ともきはあきれた顔をする。
「…あのなぁ。今、反省文書いてる奴がなにいってる。」
「夕方だと込むだろ。行ーこーよーぉー。」
「あー…わかったよ。行くから。止めてくれ。」
「よし。行こう。」
俺は迅速に荷物をまとめてともきと学校をでてJR池袋駅の西口から、東口にいく向かった。
その日のルートは西口公園を抜けて、ホテル・メトロポリタンを見上げながら、JRのガードをくぐる通行人のすくないルート。
真夏の西口公園では、ホームレスの将棋大会やラテン系外国人の集会がひらかれていた、この日射しの中ご苦労なことだ。
俺はともきと談笑しながら和龍軒に向かった。
業界用語って…ほぼ暗号だぞ。
「いやぁ、こちら。デュープロ(プロデューサー)のゴト(仕事)が長くて癖がついてるんで。」
「…まぁ、なんでもいいや。お前らちょっと風紀委員から睨まれてるから。そのスカウト活動は出来るだけやめとけ。学校でやらなきゃ上も文句いわないから。あと…服装も少しおさえとけ。」
「うーん…ニット帽も?」
「できれば授業中くらいは外しとけ後は適当に言っといてやるから。」
「かいりょー(了解)かいりょー(了解)。」
「わかったぜい。」
なんだ、素直な奴等じゃないか。
俺は用事もすんだし、遅い昼飯を食うために戻ろうとすると、シュウジがポケットに何かを入れた。
「ま、一つこれからもシクヨロ。」
中を見ると食券の束。
「おい…こんなもん渡しやがって…。しっかりスカウト活動頑張れよ。」
「「あざっす。」」
ご機嫌で俺は食堂に向かった。
ただこのあと、まゆにバレて反省文五枚を言い渡された。
ー教室ー
「ったく、どうしていつも俺が貧乏くじ引くんだよ。」
俺は反省文をにらみつけて殴り書いた。
「なぁ、そうおもうよな。」
ペンを一回転させてともきをみる。
「はは。ま、悠も悪いし痛み分けだろ?」
ともきは笑ってそういったあと窓の外を見る。
俺は反省文を終わらそうとしたら電話がなった。
「もしもし?」
『悠。俺だ。』
汗引く冷たい声。ガキの王様からだ。
「なんか用事か。俺、今忙しいんだけど。」
王様は俺の意見など聞きもせずにいった。
『知り合いで使える奴はいないか。出来ればお前並みに。』
「使える奴…ねぇ。」
俺はともきを見た。
「居るけど危ないことなら嫌だぞ。」
『安心しろ大した問題じゃない。お前には別件の用事を頼むから東口の和龍軒まで今すぐこい。』
勝手な王様だ。
俺は電話を切っていった。
「ともき、ラーメン食いにいかないか?」
「いつ?」
「今から。」
ともきはあきれた顔をする。
「…あのなぁ。今、反省文書いてる奴がなにいってる。」
「夕方だと込むだろ。行ーこーよーぉー。」
「あー…わかったよ。行くから。止めてくれ。」
「よし。行こう。」
俺は迅速に荷物をまとめてともきと学校をでてJR池袋駅の西口から、東口にいく向かった。
その日のルートは西口公園を抜けて、ホテル・メトロポリタンを見上げながら、JRのガードをくぐる通行人のすくないルート。
真夏の西口公園では、ホームレスの将棋大会やラテン系外国人の集会がひらかれていた、この日射しの中ご苦労なことだ。
俺はともきと談笑しながら和龍軒に向かった。