ー特別編ーVS不死鳥プロジェクト
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一緒に来ようとしたリッカはおふくろさんに店番をしろと捕まった。
おれはコウイチにいった。
「話しはあとでする」
西口駅前の信号待ちのあいだに携帯を使った。本日二度目の拳二だ。
さっきは忘れてたがケンジとは久しぶりだった。
おれはやつの数少ない堅気のダチなんだ。
一ノ瀬組の部長(どんな仕事をするのかはぜんぜんわからない)はさっきとは違って暗い声で返事をした。
『なんだ悠』
「どうした、景気悪い声で。」
怒気をふくんだ声で、脳筋はいう。
『火の鳥がきてんだぞ。いいわけないだろうが。』
さてはさっきの飲みは不死鳥関係か…いい気分の状態で悪い話を聞かされて叩き落とされたんだろうな。
『今回はお巡りも全面的に対決姿勢なんだ。手入れの情報がぜんぜん入ってこねえ。さんざん飲み食いさせて、女だって紹介したのに、ひどいやつらだ。』
笑ってしまった。
それは誤解もいいところだ。
「ケンジ、そいつは違うんだよ。」
『あん?』
「ちょっとツテに聞いたんだが、池袋署のほうでも、手入れの直前までは組織犯罪対策部からはなにも知らされていないんだ。所轄の連中はみんな文句いってるさ。ヘリコプターで降りてきて、好き放題やってるって」
『組対部か。なんとかあそこに食い込めばいいんだけどな』
ケンジがしみじみとした口調でいった。
池袋のトップスリーの一ノ瀬組でも、これだけ締め上げられている。
ほかの中小組織はどうなっているのだろうか。
ケンジは切羽つまった様子でいう。
『お前でもいいぞ。うちのオヤジから、指令がでてる。健康センターの十一階から情報をとれるか、この不死鳥の動きを止められるやつがいるなら、いくらでもだすってな。うちと豊島開発が共同でたっぷりと金ははずむそうだ』
ははぁん…さっきのは傷の舐め合い会議じゃなくこの指令が下された会議だったんだな。
だが、そんなことをいわれても、おれは警察を相手にトラブルシューティングなどしたことがなかった。
どちらかというと、灰色のゾーンにいてもいつだって警察サイドにたっていたのだ。
少なくとも片足くらいはね。
なんといってもおれは池袋の正義の味方だからな。
「そんなことが出来るやつが何処にいるんだよ。向こうは警視庁直属だぞ。それより、お前に聞きたいことがある。ホストクラブ『ブラックスワン』と風俗店の『ラブネスト』からみかじめをとってるのは、どこの組だか調べられないか。」
池袋の店を相手になにかをするには、ケツもちがどこの組織か調べておく必要があった。
ヤバイところな、迂闊に手は出せないからな。
おれは続けていった。
「ちょっとこれから、調べごとがあるから、こたえがわかったら電話してくれ」
電話を切ろうとしたら、ケンジが叫んだ。
『バカか、お前は。どっちも京極会だよ。そいつも最悪の池上組だ。』
また、トップスリーのひとつだ。
虎狗琥、一ノ瀬、京極が池袋の裏の支配組だ。
おれはコウイチにいった。
「話しはあとでする」
西口駅前の信号待ちのあいだに携帯を使った。本日二度目の拳二だ。
さっきは忘れてたがケンジとは久しぶりだった。
おれはやつの数少ない堅気のダチなんだ。
一ノ瀬組の部長(どんな仕事をするのかはぜんぜんわからない)はさっきとは違って暗い声で返事をした。
『なんだ悠』
「どうした、景気悪い声で。」
怒気をふくんだ声で、脳筋はいう。
『火の鳥がきてんだぞ。いいわけないだろうが。』
さてはさっきの飲みは不死鳥関係か…いい気分の状態で悪い話を聞かされて叩き落とされたんだろうな。
『今回はお巡りも全面的に対決姿勢なんだ。手入れの情報がぜんぜん入ってこねえ。さんざん飲み食いさせて、女だって紹介したのに、ひどいやつらだ。』
笑ってしまった。
それは誤解もいいところだ。
「ケンジ、そいつは違うんだよ。」
『あん?』
「ちょっとツテに聞いたんだが、池袋署のほうでも、手入れの直前までは組織犯罪対策部からはなにも知らされていないんだ。所轄の連中はみんな文句いってるさ。ヘリコプターで降りてきて、好き放題やってるって」
『組対部か。なんとかあそこに食い込めばいいんだけどな』
ケンジがしみじみとした口調でいった。
池袋のトップスリーの一ノ瀬組でも、これだけ締め上げられている。
ほかの中小組織はどうなっているのだろうか。
ケンジは切羽つまった様子でいう。
『お前でもいいぞ。うちのオヤジから、指令がでてる。健康センターの十一階から情報をとれるか、この不死鳥の動きを止められるやつがいるなら、いくらでもだすってな。うちと豊島開発が共同でたっぷりと金ははずむそうだ』
ははぁん…さっきのは傷の舐め合い会議じゃなくこの指令が下された会議だったんだな。
だが、そんなことをいわれても、おれは警察を相手にトラブルシューティングなどしたことがなかった。
どちらかというと、灰色のゾーンにいてもいつだって警察サイドにたっていたのだ。
少なくとも片足くらいはね。
なんといってもおれは池袋の正義の味方だからな。
「そんなことが出来るやつが何処にいるんだよ。向こうは警視庁直属だぞ。それより、お前に聞きたいことがある。ホストクラブ『ブラックスワン』と風俗店の『ラブネスト』からみかじめをとってるのは、どこの組だか調べられないか。」
池袋の店を相手になにかをするには、ケツもちがどこの組織か調べておく必要があった。
ヤバイところな、迂闊に手は出せないからな。
おれは続けていった。
「ちょっとこれから、調べごとがあるから、こたえがわかったら電話してくれ」
電話を切ろうとしたら、ケンジが叫んだ。
『バカか、お前は。どっちも京極会だよ。そいつも最悪の池上組だ。』
また、トップスリーのひとつだ。
虎狗琥、一ノ瀬、京極が池袋の裏の支配組だ。