ー特別編ースカウトマン・セレナーデ
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「今ここでですか」
大浦の声は別人の様に冷たくなる。
「あたりまえだろう。俺たちは仕事でやってるんだから。手間をかけさせないで、さっさと脱げよ?」
しのぶの目は急に必死になった。部屋のあちこちに視線が泳ぐ。
やわらかい部分を守りたいのだろうか。
両手で腹を押さえる格好になった。
ウエイトレスは叫んだ。
「じゃあ、タイチくんと話してからにします。タイチくんを呼んでください!」
「ごちゃごちゃうるさい女だな!」
大浦がそういうとフレームの横から男の腕がのびて、しのぶの肩をつかんだ。
そこでぷつりと画面は途切れた。
俺はタイチにいった。
「こいつはどういうことなんだ?」
タイチの顔色は青ざめていた。
梓は壁にもたれて難しい顔をしている。
自分もさっきまでのしのぶと同じように腹を押さえている。
「これは…多分最初にリバティラインにいった日の映像だと思う…」
俺はじれったかった。
知りたいのはいつかなんかじゃなく、この続きがどうなるかなのだ。
「しのぶはどうなった。」
タイチは歯をくいしばっていう。
「きっとやつらは味見をした。」
なにも言えなかった。
おれたちがファッションヘルスから助け出したときには、客だけでなくやつらにも、しのぶはぼろぼろにされていたのだ。
つぶやくようにスカウトマンはいった。
「リバティラインのやつらは、何人かでしのぶを襲ったんだ。女の子の心を折るために、あいつらはときどきそんな手をつかう。自分のことを諦めさせて、店で使いやすくするために、みんなで犯して映像を残す」
叫び声をあげそうになった。
俺はタイチの言葉の続きは簡単にわかった。
「そして、映像を脅しの材料につかうって、訳か…」
「屑だな…」
俺は梓と視線を合わせて一緒にうなずいた。
「タイチ、すぐにしのぶの家に連絡をいれてくれ。」
俺は自分の携帯を、タイチにトスした。
やつはうなずき、番組を入力した。
先方がでると、おれにうなずきかけた。
タイチは礼儀正しくいった。
「しのぶさんの友人なんですが、彼女は大丈夫でしょうか」
親がでたのだろう。
緊張していたタイチの顔が歪んだ。
「わかりました。これからすぐに病院にお見舞いにいきます。」
タイチは携帯を掴んだまま、俺の部屋を飛び出していく。
俺はTシャツの背中に叫んだ。
「待て!なにがあった!」
「しのぶが昨日の夜、手首を切った。病院は南長崎の豊島昭和病院だって!」
「バカ走って行く気か!車を出すから前で居ろ!」
俺は半ば怒鳴り気味にいった。
大浦の声は別人の様に冷たくなる。
「あたりまえだろう。俺たちは仕事でやってるんだから。手間をかけさせないで、さっさと脱げよ?」
しのぶの目は急に必死になった。部屋のあちこちに視線が泳ぐ。
やわらかい部分を守りたいのだろうか。
両手で腹を押さえる格好になった。
ウエイトレスは叫んだ。
「じゃあ、タイチくんと話してからにします。タイチくんを呼んでください!」
「ごちゃごちゃうるさい女だな!」
大浦がそういうとフレームの横から男の腕がのびて、しのぶの肩をつかんだ。
そこでぷつりと画面は途切れた。
俺はタイチにいった。
「こいつはどういうことなんだ?」
タイチの顔色は青ざめていた。
梓は壁にもたれて難しい顔をしている。
自分もさっきまでのしのぶと同じように腹を押さえている。
「これは…多分最初にリバティラインにいった日の映像だと思う…」
俺はじれったかった。
知りたいのはいつかなんかじゃなく、この続きがどうなるかなのだ。
「しのぶはどうなった。」
タイチは歯をくいしばっていう。
「きっとやつらは味見をした。」
なにも言えなかった。
おれたちがファッションヘルスから助け出したときには、客だけでなくやつらにも、しのぶはぼろぼろにされていたのだ。
つぶやくようにスカウトマンはいった。
「リバティラインのやつらは、何人かでしのぶを襲ったんだ。女の子の心を折るために、あいつらはときどきそんな手をつかう。自分のことを諦めさせて、店で使いやすくするために、みんなで犯して映像を残す」
叫び声をあげそうになった。
俺はタイチの言葉の続きは簡単にわかった。
「そして、映像を脅しの材料につかうって、訳か…」
「屑だな…」
俺は梓と視線を合わせて一緒にうなずいた。
「タイチ、すぐにしのぶの家に連絡をいれてくれ。」
俺は自分の携帯を、タイチにトスした。
やつはうなずき、番組を入力した。
先方がでると、おれにうなずきかけた。
タイチは礼儀正しくいった。
「しのぶさんの友人なんですが、彼女は大丈夫でしょうか」
親がでたのだろう。
緊張していたタイチの顔が歪んだ。
「わかりました。これからすぐに病院にお見舞いにいきます。」
タイチは携帯を掴んだまま、俺の部屋を飛び出していく。
俺はTシャツの背中に叫んだ。
「待て!なにがあった!」
「しのぶが昨日の夜、手首を切った。病院は南長崎の豊島昭和病院だって!」
「バカ走って行く気か!車を出すから前で居ろ!」
俺は半ば怒鳴り気味にいった。