ー特別編ー出会い系クリスマスラプソディー
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「あんた、エリさんの件でどのくらい会社をさぼってるんだ?」
忠則は頭をかいた。
脚の脂肪がプルプル揺れる。
「何日ということはないんです。ちょこちょこと会社に顔をだして、報告とかはしてるから。ぼくは外回りの営業なんで、時間はそこそこ自由になるんです。」
「それでも…ずっとじゃない…だろ。なの」
真桜が湿布等を持ってきて呟いた。
「はい…そろそろ、本業に戻らないと今月のノルマが危ないです。もう年末も近いですから。」
日本のサラリーマンは忙しかった。
それは彼女いない歴二十八年のおめでたい忠則でも変わらない。
ポンッと真桜が肩を叩いてくる。
「わかってる。」
今夜かたをつけよう。
そう考えた俺は、保険のために拳二と崇に電話を入れた。
俺の提案に拳二は喜んで乗ってくれて、崇は暇潰しにタダでやってやるといってくれた。
オマケに若衆を何人か貸してくれるという。
まあ、未来のクライアントに実力をアピールするいい機会だから、一ノ瀬組がくいついてくるのは当然だが。
「さて…反撃返しといくぜお二人さん。」
俺はパチンと指を弾いて笑った。
やっぱり、こーいうのは終わりが楽しいな。
………
夜十一時すこしまえ、俺達は、俺のジープでうちをでた。
目的地は東口の「カプル」池袋店だ。
雑貨ビルのむかいの線路わきにトラックを止めて、女コングが降りてくるのをまった。
十一時半過ぎ、副社長が分厚くふくらんだポシェットを小わきに抱えて、エントランスを出てきた。
赤い髪をした男と一緒だ。
「あの男、ローンズ・テスタロッサの事務所にいたやつです。一発あいつにも蹴られました。」
「そうか、わかった。」
俺は短くいうとドアを開けて、人通りのない線路わきの道におりた。
女コングとボディーガードは立ち止まって、驚いた目でこちらを見た。
「ちょっと話を聞いていただけませんか?」
俺は丁寧に頼んだが、赤い髪の男はいきなり叫びだした。
「なんだ、てめえは!うちをアドリ企画だとわかってんのか!」
やはりこういうときには○○組のような古風な暴力団的なネーミングの方が正解だな。
衣料品会社のような名前じゃハッタリがきかない。
副社長がポシェットをしっかりと抱え込んだ。1日の売上がぎっしりとつまってるのだろう。
「あんた…昨日うちに来た人だよね?」
「ああ、あんたに話がある。」
女コングは人の話をまったく、聞いてなかった。
「金なら一円もやらないよ!」
赤い髪が携帯電話を抜いて、すぐに呼び出した。
「兄貴、全員連れてすぐにきてくれ。池袋店の前だ。ガキに教われそうになってる。」
一人に対して全員集めるとは……疑心暗鬼になってるのだろう。
男はキョロキョロと辺りを見回した。
忠則は頭をかいた。
脚の脂肪がプルプル揺れる。
「何日ということはないんです。ちょこちょこと会社に顔をだして、報告とかはしてるから。ぼくは外回りの営業なんで、時間はそこそこ自由になるんです。」
「それでも…ずっとじゃない…だろ。なの」
真桜が湿布等を持ってきて呟いた。
「はい…そろそろ、本業に戻らないと今月のノルマが危ないです。もう年末も近いですから。」
日本のサラリーマンは忙しかった。
それは彼女いない歴二十八年のおめでたい忠則でも変わらない。
ポンッと真桜が肩を叩いてくる。
「わかってる。」
今夜かたをつけよう。
そう考えた俺は、保険のために拳二と崇に電話を入れた。
俺の提案に拳二は喜んで乗ってくれて、崇は暇潰しにタダでやってやるといってくれた。
オマケに若衆を何人か貸してくれるという。
まあ、未来のクライアントに実力をアピールするいい機会だから、一ノ瀬組がくいついてくるのは当然だが。
「さて…反撃返しといくぜお二人さん。」
俺はパチンと指を弾いて笑った。
やっぱり、こーいうのは終わりが楽しいな。
………
夜十一時すこしまえ、俺達は、俺のジープでうちをでた。
目的地は東口の「カプル」池袋店だ。
雑貨ビルのむかいの線路わきにトラックを止めて、女コングが降りてくるのをまった。
十一時半過ぎ、副社長が分厚くふくらんだポシェットを小わきに抱えて、エントランスを出てきた。
赤い髪をした男と一緒だ。
「あの男、ローンズ・テスタロッサの事務所にいたやつです。一発あいつにも蹴られました。」
「そうか、わかった。」
俺は短くいうとドアを開けて、人通りのない線路わきの道におりた。
女コングとボディーガードは立ち止まって、驚いた目でこちらを見た。
「ちょっと話を聞いていただけませんか?」
俺は丁寧に頼んだが、赤い髪の男はいきなり叫びだした。
「なんだ、てめえは!うちをアドリ企画だとわかってんのか!」
やはりこういうときには○○組のような古風な暴力団的なネーミングの方が正解だな。
衣料品会社のような名前じゃハッタリがきかない。
副社長がポシェットをしっかりと抱え込んだ。1日の売上がぎっしりとつまってるのだろう。
「あんた…昨日うちに来た人だよね?」
「ああ、あんたに話がある。」
女コングは人の話をまったく、聞いてなかった。
「金なら一円もやらないよ!」
赤い髪が携帯電話を抜いて、すぐに呼び出した。
「兄貴、全員連れてすぐにきてくれ。池袋店の前だ。ガキに教われそうになってる。」
一人に対して全員集めるとは……疑心暗鬼になってるのだろう。
男はキョロキョロと辺りを見回した。