ー特別編ー出会い系クリスマスラプソディー
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「実は…借金を軽くするための申請書がいると言われて…」
忠則が隣にいるエリに叫んだ。
「サインしちゃったんですか!?」
ロリータOLはコクンとうなずいた。
救われない話。
俺は言った。
「だけど、そんなの全部インチキだ。きちんと法的手段に訴えれば、こっちが勝つさ。どうする?忠則。面倒だから、このまま話をつけにいくか?」
「フッ…」
崇が冷たく笑う。
俺はやけになってたのかも知れない。
間抜けなクライアントにも、急成長を続ける出会い部屋にも。
「そう言えば、援助交際をしてる人から聞いたことがあります。みんな「カプル」に借金があるみたいです。」
エリが言った。
「ほう。」
「わたしと同じ様にローンズ・テスタロッサで借りていたお金がいつのまにか「カプル」に移っていて、あの出会い部屋で身体を売らなければならなくなる。そんな人が何人もいました。」
「………」
ローンズ・テスタロッサ…アドリ企画…
弱者組織……
売春…
出会い部屋…
「…成る程。ようやく構図が見えてきた。」
俺はエリの言葉ですべてのピースが繋がった。
「どういうことですか!」
忠則が目を見開いてきいてくる。
「説明する。あの出会い部屋は低コストで売春させる女を仕入れるために、ヤミ金を利用してたんだよ。」
俺は手帳を開いて式図を書きながら説明する。
「借金に困った女たちの債権を買い取り、わずかな報酬で売春させる。」
そこまで話すと崇が変わるように続けた。
「女たちは金の卵を産むための雌鳥だな。その仕入れルートを守るためなら、月々のみかじめなど安いものだ。」
以上が今回のカラクリだ。
「それならどんな、金融危機でも、急成長するわけですね。」
忠則が言った。
「その通りだよ。」
なんにもないところから、富が生まれるのだ。
とんでもないレバレッジだ。
…………
うちに到着すると、崇達は何も言わずに帰ってしまった。
家に入ると真桜が忠則とエリを見て、おかしな顔をした。
「誰…なの?」
「ちょっと客、クライアントの。」
「そうか……なの。」
真桜はすぐに奥に引っ込んでいく。
「とりあえず掛けてくれ。」
俺は広間に二人を案内した。
ー広間ー
「あの娘は妹さんですか?」
エリが忠則を座らせながら俺に質問する。
「いや…妹じゃ無いけど。なんっうか…家族だな。」
「?」
エリが不思議な顔をする。
「痛てて…」
忠則の脚がさらに腫れはじめる。
「…ズボン脱げ。これで冷やすといい…なの。」
氷を入れたポリ袋をつくって真桜がエリに渡す。
「あ、ど、どうも。」
忠則はエリの前では恥ずかしげにズボンを脱いだ。
真っ赤に腫れた太ももにエリがポリ袋を押し当てる。
忠則はひどく気持ち良さそうな顔をしている。
忠則が隣にいるエリに叫んだ。
「サインしちゃったんですか!?」
ロリータOLはコクンとうなずいた。
救われない話。
俺は言った。
「だけど、そんなの全部インチキだ。きちんと法的手段に訴えれば、こっちが勝つさ。どうする?忠則。面倒だから、このまま話をつけにいくか?」
「フッ…」
崇が冷たく笑う。
俺はやけになってたのかも知れない。
間抜けなクライアントにも、急成長を続ける出会い部屋にも。
「そう言えば、援助交際をしてる人から聞いたことがあります。みんな「カプル」に借金があるみたいです。」
エリが言った。
「ほう。」
「わたしと同じ様にローンズ・テスタロッサで借りていたお金がいつのまにか「カプル」に移っていて、あの出会い部屋で身体を売らなければならなくなる。そんな人が何人もいました。」
「………」
ローンズ・テスタロッサ…アドリ企画…
弱者組織……
売春…
出会い部屋…
「…成る程。ようやく構図が見えてきた。」
俺はエリの言葉ですべてのピースが繋がった。
「どういうことですか!」
忠則が目を見開いてきいてくる。
「説明する。あの出会い部屋は低コストで売春させる女を仕入れるために、ヤミ金を利用してたんだよ。」
俺は手帳を開いて式図を書きながら説明する。
「借金に困った女たちの債権を買い取り、わずかな報酬で売春させる。」
そこまで話すと崇が変わるように続けた。
「女たちは金の卵を産むための雌鳥だな。その仕入れルートを守るためなら、月々のみかじめなど安いものだ。」
以上が今回のカラクリだ。
「それならどんな、金融危機でも、急成長するわけですね。」
忠則が言った。
「その通りだよ。」
なんにもないところから、富が生まれるのだ。
とんでもないレバレッジだ。
…………
うちに到着すると、崇達は何も言わずに帰ってしまった。
家に入ると真桜が忠則とエリを見て、おかしな顔をした。
「誰…なの?」
「ちょっと客、クライアントの。」
「そうか……なの。」
真桜はすぐに奥に引っ込んでいく。
「とりあえず掛けてくれ。」
俺は広間に二人を案内した。
ー広間ー
「あの娘は妹さんですか?」
エリが忠則を座らせながら俺に質問する。
「いや…妹じゃ無いけど。なんっうか…家族だな。」
「?」
エリが不思議な顔をする。
「痛てて…」
忠則の脚がさらに腫れはじめる。
「…ズボン脱げ。これで冷やすといい…なの。」
氷を入れたポリ袋をつくって真桜がエリに渡す。
「あ、ど、どうも。」
忠則はエリの前では恥ずかしげにズボンを脱いだ。
真っ赤に腫れた太ももにエリがポリ袋を押し当てる。
忠則はひどく気持ち良さそうな顔をしている。