ー特別編ー出会い系クリスマスラプソディー
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「ふぅん…じゃあ、全部本当だったんだな。」
「あぁ、やっかいなのは。エリをどう切り離すかだ。ヤミ金相手だしな。」
「警察とかはどうだ?」
「うん。弁護士や警察に頼れば一発なんだけど……」
俺は首を振り、肩をすくめる。
「……尻尾がつかめない?」
やっぱり、ともきは勘がいいな。
「正解だ。どんな小さな組でもちゃんと隠す所は隠すかなら。堂々と売春を斡旋してます。なんて言うわけないしな。」
はぁ~っとため息を吐き出した。
「……アンタら朝から何の話してんのよ。」
「お?」「ん?」
話しに夢中で気づかなかったが、いつの間にか、かがみやこなた達が集まっていた。
勿論視線はかなり冷たい。
「あぁ、ともきが出会い系に興味があるって話だよ。」
俺は親指をグッと立てて笑顔で答えた。
「嘘…」
つかさがマジでこの世の終わりみたいな顔になった。
「嘘つくなー!!」
ギュリ!
ともきは両手で俺の首を締めてくる。
「ぐをっ?!ちょ、ともきさん!絞まってます!マジに絞まってます!!」
「訂正しろ!今すぐ!」
「お、おぃ…わか、わかった……冗談!嘘!嘘です!出会い系にハマってるのは俺です!」
絞め殺される気がして俺は叫んだ。
すると、ともきは手を離してくれた。
けど、クラス中に俺が出会い系に通ってると妙な噂が広まってしまったのは言うまでも無い。
………
ー屋上(昼休み)ー
拳二から電話がかかり、俺は屋上にかけあがった。
「もしもし?」
『よう、悠。こんな大不況のなかでも、あるところにはあるもんだな。』
「なんだよ、いいニュースか?」
『景気はいいニュースだな。うちにとってはご馳走の皿が増える。』
俺は転落防止用のフェンスから、淡い冬の日を眺めていた。
今日は薄曇りの空だ
気温は十度いかないだろう。
「昼飯がまだなんだ。できれば早くしてくれ。」
『おう、悪いな学生。「カプル」が派手な広告をサイトで打ち上げた。赤羽と大井町と中目黒。新店舗を一気に三軒オープンさせるそうだ。いよいよ、うまそうになってきた。』
「ふーん、そなんだ。」
拳二はふくみ笑いをして言った。
『それとお前、昨日池袋店に行ってただろ。』
「耳が早いな。」
『うちの組のもんが、お前を東口で見たっていってたぞ。俺も商売の実態がどいなってるか、検証にいってみるかな。で、どうだった?女たちは?』
「…女コングの副社長に、おばさんのプロに、アーティスト気取り。まともなのは1人だけだったよ。」
『はっはっは、そんなもんだろうな。』
「俺には何であの店がそんなに流行ってるのか、まったくわからんよ。」
正直な感想だった。
何事も外側から見るのと、内側から見るのとでは、まったく違うものだ。
あれが成長業種なら、俺は別に今の様にトラブルシューターのままで十分だ。
「あぁ、やっかいなのは。エリをどう切り離すかだ。ヤミ金相手だしな。」
「警察とかはどうだ?」
「うん。弁護士や警察に頼れば一発なんだけど……」
俺は首を振り、肩をすくめる。
「……尻尾がつかめない?」
やっぱり、ともきは勘がいいな。
「正解だ。どんな小さな組でもちゃんと隠す所は隠すかなら。堂々と売春を斡旋してます。なんて言うわけないしな。」
はぁ~っとため息を吐き出した。
「……アンタら朝から何の話してんのよ。」
「お?」「ん?」
話しに夢中で気づかなかったが、いつの間にか、かがみやこなた達が集まっていた。
勿論視線はかなり冷たい。
「あぁ、ともきが出会い系に興味があるって話だよ。」
俺は親指をグッと立てて笑顔で答えた。
「嘘…」
つかさがマジでこの世の終わりみたいな顔になった。
「嘘つくなー!!」
ギュリ!
ともきは両手で俺の首を締めてくる。
「ぐをっ?!ちょ、ともきさん!絞まってます!マジに絞まってます!!」
「訂正しろ!今すぐ!」
「お、おぃ…わか、わかった……冗談!嘘!嘘です!出会い系にハマってるのは俺です!」
絞め殺される気がして俺は叫んだ。
すると、ともきは手を離してくれた。
けど、クラス中に俺が出会い系に通ってると妙な噂が広まってしまったのは言うまでも無い。
………
ー屋上(昼休み)ー
拳二から電話がかかり、俺は屋上にかけあがった。
「もしもし?」
『よう、悠。こんな大不況のなかでも、あるところにはあるもんだな。』
「なんだよ、いいニュースか?」
『景気はいいニュースだな。うちにとってはご馳走の皿が増える。』
俺は転落防止用のフェンスから、淡い冬の日を眺めていた。
今日は薄曇りの空だ
気温は十度いかないだろう。
「昼飯がまだなんだ。できれば早くしてくれ。」
『おう、悪いな学生。「カプル」が派手な広告をサイトで打ち上げた。赤羽と大井町と中目黒。新店舗を一気に三軒オープンさせるそうだ。いよいよ、うまそうになってきた。』
「ふーん、そなんだ。」
拳二はふくみ笑いをして言った。
『それとお前、昨日池袋店に行ってただろ。』
「耳が早いな。」
『うちの組のもんが、お前を東口で見たっていってたぞ。俺も商売の実態がどいなってるか、検証にいってみるかな。で、どうだった?女たちは?』
「…女コングの副社長に、おばさんのプロに、アーティスト気取り。まともなのは1人だけだったよ。」
『はっはっは、そんなもんだろうな。』
「俺には何であの店がそんなに流行ってるのか、まったくわからんよ。」
正直な感想だった。
何事も外側から見るのと、内側から見るのとでは、まったく違うものだ。
あれが成長業種なら、俺は別に今の様にトラブルシューターのままで十分だ。