ー特別編ー出会い系クリスマスラプソディー
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「悪い。俺、この店のこと知らなくて、今日はお金ないんだ、次よろしく。」
「あぁ…そっ。」
金がないと聞いたとたん女はやる気を無くしたようだ。
「いや、ごめんな。(三割のプロのうちの一人にいきなりヒットかよ。)」
俺はしかたなく世間話をした。
相手にも、話題にも感心がない世間話って拷問だよな。
30分後…
「はぁ~~今回の仕事はえらくしんどいぜ…」
二番目の女はガリガリに痩せたデザイナー志望だった。
今度の女はベンチの反対の端に座って、身を固くしている。
俺は関心のない最近の広告デザイン事情を30分聞かされた…
うん、正直うんざりだ。
「埒があかないな。」
もうこんな場所に来るのはごめんなので俺はトイレに行くフリをして受付に行った。
女コングはこの店の店長のようだ。
「悪いけど、俺、友人の紹介で来たんだよね。そいつに凄くイイコが居るって言われて」
「あら、そうなの?それなら最初からいってくれればいいのに~」
女コングは愛想だけはよかった。
一番目にプロをつけて、さっさとホテルに追い出そうとしたくせに。
「それで、その子の名前はなんて言うの?」
俺は恥ずかしそうにいった。
「エリ。普通のOLってきいたんだけど。」
「はいはい、エリちゃんね。」
女コングは濃い笑顔を向けてくる。
「お客さんはああいう真面目そうな子がタイプなの?お部屋でまってて。」
「ありがとう」
なかなかフレンドリーなコングだった。
………
ー六番部屋ー
再び部屋で待ってるとノックの音がした。
「どうぞ。」
何かを怖がってるようなノックだ。
「こんばんわ。あの…わたしでいいですか?」
不安な表情を出さないようにしてはいるが声は暗い。
「どうぞ、斎藤エリカさんですね。」
俺は出せる限り紳士的な声と笑顔で迎えた。
「え…あ…」
驚いた顔をして、廊下の左右を見渡す。
エリはどこかカモシカを思わせる女だった。
何か物音を立てれば、すぐに草原の茂みに消えそうな。
凄い美人ではないが、忠則には勿体ないくらいの可愛さ。
おれは声を殺して言った。
「大丈夫です。話を聞きたいだけですから。入ってください。」
あごの先でコクりとうなずいて、エリは六番部屋に入ってきた。
「ちょっと失礼。」
俺は薄型テレビを着けた。音量をすこし大きめにする。
「これでよし。」
仮に隠しマイクがあっても、これで俺たちの話の内容を完全には聞かれ無いだろう。
「30分しか無いので手短に話します。まず、俺は小鳥遊悠。貴女の話は忠則から聞いてます。」
エリはまた頷いた。
いたいけな感じがして、ロリータ好きには受けるかもしれない……
まぁ年齢は二十代なかばのだが。
「あぁ…そっ。」
金がないと聞いたとたん女はやる気を無くしたようだ。
「いや、ごめんな。(三割のプロのうちの一人にいきなりヒットかよ。)」
俺はしかたなく世間話をした。
相手にも、話題にも感心がない世間話って拷問だよな。
30分後…
「はぁ~~今回の仕事はえらくしんどいぜ…」
二番目の女はガリガリに痩せたデザイナー志望だった。
今度の女はベンチの反対の端に座って、身を固くしている。
俺は関心のない最近の広告デザイン事情を30分聞かされた…
うん、正直うんざりだ。
「埒があかないな。」
もうこんな場所に来るのはごめんなので俺はトイレに行くフリをして受付に行った。
女コングはこの店の店長のようだ。
「悪いけど、俺、友人の紹介で来たんだよね。そいつに凄くイイコが居るって言われて」
「あら、そうなの?それなら最初からいってくれればいいのに~」
女コングは愛想だけはよかった。
一番目にプロをつけて、さっさとホテルに追い出そうとしたくせに。
「それで、その子の名前はなんて言うの?」
俺は恥ずかしそうにいった。
「エリ。普通のOLってきいたんだけど。」
「はいはい、エリちゃんね。」
女コングは濃い笑顔を向けてくる。
「お客さんはああいう真面目そうな子がタイプなの?お部屋でまってて。」
「ありがとう」
なかなかフレンドリーなコングだった。
………
ー六番部屋ー
再び部屋で待ってるとノックの音がした。
「どうぞ。」
何かを怖がってるようなノックだ。
「こんばんわ。あの…わたしでいいですか?」
不安な表情を出さないようにしてはいるが声は暗い。
「どうぞ、斎藤エリカさんですね。」
俺は出せる限り紳士的な声と笑顔で迎えた。
「え…あ…」
驚いた顔をして、廊下の左右を見渡す。
エリはどこかカモシカを思わせる女だった。
何か物音を立てれば、すぐに草原の茂みに消えそうな。
凄い美人ではないが、忠則には勿体ないくらいの可愛さ。
おれは声を殺して言った。
「大丈夫です。話を聞きたいだけですから。入ってください。」
あごの先でコクりとうなずいて、エリは六番部屋に入ってきた。
「ちょっと失礼。」
俺は薄型テレビを着けた。音量をすこし大きめにする。
「これでよし。」
仮に隠しマイクがあっても、これで俺たちの話の内容を完全には聞かれ無いだろう。
「30分しか無いので手短に話します。まず、俺は小鳥遊悠。貴女の話は忠則から聞いてます。」
エリはまた頷いた。
いたいけな感じがして、ロリータ好きには受けるかもしれない……
まぁ年齢は二十代なかばのだが。