ー特別編ー出会い系クリスマスラプソディー
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ー雑貨ビルー
四階まで、エレベーターであがる。
正面は普通の設計事務所のようだった。
壁には「カプル」はこちらとプリントされた簡易ポスターが張ってある。
俺は蛍光灯で中央だけ青く照らされた寂しい廊下をすすんだ。
「暗っ!こんな人気無しのビルで出会い何かあるのか?」
だが、廊下を進むと雰囲気が一変したのだ。
スチールのドアのまわりはクリスマスらしく金のモールで飾られ、ドアの中央には手の込んだリースが下げられていた。
「いらっしゃいませー!」
ドアノブを引くと同時に、威勢のいい女の声がした。
俺は玄関の靴脱ぎでスリッパに履き替え、受付に向かった。
「お客様、会員カードをお願いしまーす。」
驚いたカウンターの向こうには、キングコングのメスがいて、商売用の笑顔でいる。
「俺、この店初めてなんだけど」
「じゃぁ、システムをご紹介するまえに会員カードに記入してください。」
クリップボードにA4のコピー用紙とボールペンが挟んである。
「……(忠則の言った通り身分証明は入らないのか。)」
俺はでたらめに書き込んだ。
ただ、最後に来店の目的というコーナーがあった。
【あなたが探しているのは?】
①恋人
②セックスフレンド
③割りきったお付き合いの相手
頭が痛くなる。
俺は面倒なので全部に○をつけて、女コングに戻した。
「はい、ありがとうございます。ではシステムを説明しますね。」
ほとんど料金の説明だけ。それは既に手帳にメモしてある。
最後に女コングが言った。
「お客様は六番のお部屋にどうぞ。今日はかわいい、素人さんがたくさん来てますよ。すこし、お待ちください。」
受付の奥のドアから、女たちの、笑い声が聞こえた。
きっと、そこがバイトの待機部屋なのだろう。
俺は六番の部屋に向かおうとしたがいらない事を聞いてしまう。
「あの、もしかして、あなたも部屋に来てくれたりしますか?」
「ええ、ご希望なら。」
女コングはニコリと笑って、厚化粧のまつげでバサバサと風を送ってきた。
「……」
俺は女の返事を無視して六番部屋にむかった。
………
ー六番部屋ー
中はちょうど一畳ほどの広さで、半分はベンチでその向かいに薄型テレビと…何故かティッシュ箱が置いてある。
「……(何か独房みたいだな。)」
五分程で、最初のノックがなった。
「こんばんわ。」
やけに元気で30代なかばの女。
はっきり言うぜ?
百点満点中十五点。
やっぱり時給二千円って感じ。
「初めてなんですってねぇ。若いけど…もしかして、学生さん?可愛いわね。」
「いや、社会人ですよ。童顔なんで…ここって、どういう女の子がいるの?」
「あら、もう少し若い方がよかったかな?」
俺はとりあえず笑顔でいた。
「いろいろいるよ。でも…どうせするなら、若い子より歳上のテクニシャンがいいでしょ?どう、ホテルいかない?君ならホテル代込みで二万でどうかしら?」
恥じらいも悪びれもなく、あっさりと女はそう言った。
四階まで、エレベーターであがる。
正面は普通の設計事務所のようだった。
壁には「カプル」はこちらとプリントされた簡易ポスターが張ってある。
俺は蛍光灯で中央だけ青く照らされた寂しい廊下をすすんだ。
「暗っ!こんな人気無しのビルで出会い何かあるのか?」
だが、廊下を進むと雰囲気が一変したのだ。
スチールのドアのまわりはクリスマスらしく金のモールで飾られ、ドアの中央には手の込んだリースが下げられていた。
「いらっしゃいませー!」
ドアノブを引くと同時に、威勢のいい女の声がした。
俺は玄関の靴脱ぎでスリッパに履き替え、受付に向かった。
「お客様、会員カードをお願いしまーす。」
驚いたカウンターの向こうには、キングコングのメスがいて、商売用の笑顔でいる。
「俺、この店初めてなんだけど」
「じゃぁ、システムをご紹介するまえに会員カードに記入してください。」
クリップボードにA4のコピー用紙とボールペンが挟んである。
「……(忠則の言った通り身分証明は入らないのか。)」
俺はでたらめに書き込んだ。
ただ、最後に来店の目的というコーナーがあった。
【あなたが探しているのは?】
①恋人
②セックスフレンド
③割りきったお付き合いの相手
頭が痛くなる。
俺は面倒なので全部に○をつけて、女コングに戻した。
「はい、ありがとうございます。ではシステムを説明しますね。」
ほとんど料金の説明だけ。それは既に手帳にメモしてある。
最後に女コングが言った。
「お客様は六番のお部屋にどうぞ。今日はかわいい、素人さんがたくさん来てますよ。すこし、お待ちください。」
受付の奥のドアから、女たちの、笑い声が聞こえた。
きっと、そこがバイトの待機部屋なのだろう。
俺は六番の部屋に向かおうとしたがいらない事を聞いてしまう。
「あの、もしかして、あなたも部屋に来てくれたりしますか?」
「ええ、ご希望なら。」
女コングはニコリと笑って、厚化粧のまつげでバサバサと風を送ってきた。
「……」
俺は女の返事を無視して六番部屋にむかった。
………
ー六番部屋ー
中はちょうど一畳ほどの広さで、半分はベンチでその向かいに薄型テレビと…何故かティッシュ箱が置いてある。
「……(何か独房みたいだな。)」
五分程で、最初のノックがなった。
「こんばんわ。」
やけに元気で30代なかばの女。
はっきり言うぜ?
百点満点中十五点。
やっぱり時給二千円って感じ。
「初めてなんですってねぇ。若いけど…もしかして、学生さん?可愛いわね。」
「いや、社会人ですよ。童顔なんで…ここって、どういう女の子がいるの?」
「あら、もう少し若い方がよかったかな?」
俺はとりあえず笑顔でいた。
「いろいろいるよ。でも…どうせするなら、若い子より歳上のテクニシャンがいいでしょ?どう、ホテルいかない?君ならホテル代込みで二万でどうかしら?」
恥じらいも悪びれもなく、あっさりと女はそう言った。