ー特別編ー出会い系クリスマスラプソディー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
忠則によると、エリの母親は女手1つでエリを育て上げたという。
おかしくなったのはエリが短大を出て働くようになってから…
毎月きちんと生活費をいれるようになると、悪い遊びを覚えた。
パチスロ。
「最初打って、ビギナーズラックで20万勝って、今では昼は規制の厳しくなった現行機打ち、夜は一攫千金の違法マシンをおく闇スロか…」
一番わかり安い転落図式。
「エリちゃんの母親は、悪い筋の金に手をだしました。」
「うーん」
返事の必要はなかった。
そちらの世界の借金には理屈なんかとおらない。
取り立てもギリギリの厳しさだった事だろう。
「なぁ、禅君。借金ってそんなにヤバイのか?」
ともきが声を潜めて質問する。
「ひどい…ですよ…都市銀行の…ような表の…金融機関…でさえ……取り立てのときは…かなりの事を…します…」
「マジか…」
「…だいたい……無限責任の…連帯保証人なんて……奴隷制度そのもの…ですから…」
禅は目を閉じて首を振った。
「ヤミ金はエリちゃんに母親の借金を返すように迫ってきました」
「もう、わかったよ。それで自分達の知ってる店に声を掛けて、働かせ始めた。」
忠則は珈琲に大量のガムシロを投入した。
黒い液体の底で、透明な渦が出来てる。
「はい、彼女のバイト代はすべて借金の返済にまわってますが、それでも足りなくて今度は身体を売るように圧力をかけられてます。」
「どおせ、客をとると、店にキックバックするシステムだから、借金が早く返せるとか言われるんだろ。」
「はい…流石ですね…悠さん」
また、涙目になる。
この男はどおいうやつなんだろうか。
「はぁ…アンタとエリの関係って、どういう関係」
俺はもっとも大切な質問をした、つぎの瞬間、もっとも見たくないものを見せつけられた。
「それは、その……」
三十路手前の男が頬を赤らめる場面。
うんざりだ。
もう、この街で探偵を続ける気が無くなった。
「大二枚でやっちゃたの?」
相手の頭をクールダウン&イラついた八つ当たりに、冷水のような一言を浴びせてやる。
「やってなんかいませんよ。毎回指名はしてるけど」
忠則は隣の席の禅とともきを気にしながら喋った。
その2人は知り合いだと言いたくなったががまんした。
「じゃあ、エリはアンタの恋人じゃないんだな。あんたは好意をもってる客にすぎない。」
事実はいつも残酷だが俺ははっきり聞いといた。
「…はい。」
「そうか…」
もてない男のホレた女が危機に直面している。
男は何とか女を救い、結局手酷く降られる。
俺の好きなタイプのストーリーだった。
さらに女が美人なら文句なし。
俺はうなずいて手帳を閉じて言った。
「わかった。じゃあ、俺の方もちょっと調べてみます。お金を下さい。」
ニコッと最高の笑顔で忠則を見ると同時に右手を差し出す。
おかしくなったのはエリが短大を出て働くようになってから…
毎月きちんと生活費をいれるようになると、悪い遊びを覚えた。
パチスロ。
「最初打って、ビギナーズラックで20万勝って、今では昼は規制の厳しくなった現行機打ち、夜は一攫千金の違法マシンをおく闇スロか…」
一番わかり安い転落図式。
「エリちゃんの母親は、悪い筋の金に手をだしました。」
「うーん」
返事の必要はなかった。
そちらの世界の借金には理屈なんかとおらない。
取り立てもギリギリの厳しさだった事だろう。
「なぁ、禅君。借金ってそんなにヤバイのか?」
ともきが声を潜めて質問する。
「ひどい…ですよ…都市銀行の…ような表の…金融機関…でさえ……取り立てのときは…かなりの事を…します…」
「マジか…」
「…だいたい……無限責任の…連帯保証人なんて……奴隷制度そのもの…ですから…」
禅は目を閉じて首を振った。
「ヤミ金はエリちゃんに母親の借金を返すように迫ってきました」
「もう、わかったよ。それで自分達の知ってる店に声を掛けて、働かせ始めた。」
忠則は珈琲に大量のガムシロを投入した。
黒い液体の底で、透明な渦が出来てる。
「はい、彼女のバイト代はすべて借金の返済にまわってますが、それでも足りなくて今度は身体を売るように圧力をかけられてます。」
「どおせ、客をとると、店にキックバックするシステムだから、借金が早く返せるとか言われるんだろ。」
「はい…流石ですね…悠さん」
また、涙目になる。
この男はどおいうやつなんだろうか。
「はぁ…アンタとエリの関係って、どういう関係」
俺はもっとも大切な質問をした、つぎの瞬間、もっとも見たくないものを見せつけられた。
「それは、その……」
三十路手前の男が頬を赤らめる場面。
うんざりだ。
もう、この街で探偵を続ける気が無くなった。
「大二枚でやっちゃたの?」
相手の頭をクールダウン&イラついた八つ当たりに、冷水のような一言を浴びせてやる。
「やってなんかいませんよ。毎回指名はしてるけど」
忠則は隣の席の禅とともきを気にしながら喋った。
その2人は知り合いだと言いたくなったががまんした。
「じゃあ、エリはアンタの恋人じゃないんだな。あんたは好意をもってる客にすぎない。」
事実はいつも残酷だが俺ははっきり聞いといた。
「…はい。」
「そうか…」
もてない男のホレた女が危機に直面している。
男は何とか女を救い、結局手酷く降られる。
俺の好きなタイプのストーリーだった。
さらに女が美人なら文句なし。
俺はうなずいて手帳を閉じて言った。
「わかった。じゃあ、俺の方もちょっと調べてみます。お金を下さい。」
ニコッと最高の笑顔で忠則を見ると同時に右手を差し出す。