ー特別編ー出会い系クリスマスラプソディー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「だいたいはっきりと割りきった交渉を持ちかけて来るのは、女の子の三割くらいでした。」
「プロの比率は30%か。」
どうでもいいが、つい好奇心がで聞いてしまった。
「ちなみに相場はどのくらい?」
「ルックスと年齢によってまちまちなんですが、だいたいはホテル代別で大二枚。」
大二枚とは一万円札二枚。つまりは二万円だ。
なんだかだんだんスポーツ新聞風俗ページみたくなってきた。
「「カプル」も店のある街によって、全然雰囲気が変わるんですよ。」
忠則も調子に乗ってきたようだ。
「巣鴨店は中年の主婦ばかりだし、新橋店はOLが多いし、秋葉原はオタクの子ばかりなんです。」
「……」
少しだけこなたが働いてないか心配になった。
「なかにはこんなに可愛い子が?なんてこともありましたし、着ぐるみは脱いでくれなんて太ったおばちゃんもいたりして…」
忠則は遠い目をしていた。
この夏の冒険を回想しているのだろう。
ある意味幸せなやつ。
「あー…いい加減、エリの話しに戻ってくれないか?」
俺は野郎の回想には冷たい。
「あっ、すいません、悠さん。エリちゃんは今24歳です。」
「で、彼女はまだ身体を売って無いんだな?」
忠則は今度は真剣な顔でうなずいた。
いきなり右手をあげる。
「すいません、珈琲のおかわりいいですか?」
「どうぞ。」
忠則はドリンクバーに歩いていく。
なんだか憎めないデブだった。
新しいアイス珈琲を一口啜り、会社員は、声の調子まで変わっている。
ビジネスモードから真剣モード。
「あの人は自分の意思で「カプル」に居るんじゃ無いんです。昼は高田馬場にある中堅の専門商社で、専務のOLをしてるんです。」
「業種は?」
「iCやメモリ輸出入だそうです。主な取引さきは台湾とシンガポール。」
「ふむ(普通のフリーターが咄嗟には答えれる内容じゃないな。…多分、エリは本物の商社OLだな。)」
俺は冷めてしまった珈琲を流し込む。
「けど、出会い系もアルバイトだろ?自分から進んで店に行かないと始まらないだろ?」
忠則は悔しそうにうなずいた。
「えぇ、そうです。あの手の店は風俗ではないから、警察の許可もとってないし、かといって酔っ払ったクレーマーみたいな客も断るわけにいかない。」
ここまで聞いて脳裏に嫌な予感が過る。
「それで…こっちのほうと裏で繋がってて…」
池袋だけでなく、日本中の街によくあるバカげた話し。
俺は先に答えを書きながら答えた。
「…どこかの組みにみかじめを払ってると」
「あぁ、そうです。みかじめ料っていうんですよね。あのセコムとか、アルソックみたいな」
それは全然違うだろ、警備会社の人間が聞いたら泣くぞ?
「ヤクザがらみかよ…」
俺は隣の席の禅をチラリと見た。
カタカタカタ…
スイマセンm(__)m
忠則にバレない様にノートパソコンのディスプレイを向けてきた。
「金だよな」
俺はどんな問題の答えにも当てはまるカギを投げてやった。
「はい、でもそのお金は、エリちゃんの母親の借金なんです。」
また、話が面倒なことになってきた。
俺は手帳の新しいページを開いた。
「プロの比率は30%か。」
どうでもいいが、つい好奇心がで聞いてしまった。
「ちなみに相場はどのくらい?」
「ルックスと年齢によってまちまちなんですが、だいたいはホテル代別で大二枚。」
大二枚とは一万円札二枚。つまりは二万円だ。
なんだかだんだんスポーツ新聞風俗ページみたくなってきた。
「「カプル」も店のある街によって、全然雰囲気が変わるんですよ。」
忠則も調子に乗ってきたようだ。
「巣鴨店は中年の主婦ばかりだし、新橋店はOLが多いし、秋葉原はオタクの子ばかりなんです。」
「……」
少しだけこなたが働いてないか心配になった。
「なかにはこんなに可愛い子が?なんてこともありましたし、着ぐるみは脱いでくれなんて太ったおばちゃんもいたりして…」
忠則は遠い目をしていた。
この夏の冒険を回想しているのだろう。
ある意味幸せなやつ。
「あー…いい加減、エリの話しに戻ってくれないか?」
俺は野郎の回想には冷たい。
「あっ、すいません、悠さん。エリちゃんは今24歳です。」
「で、彼女はまだ身体を売って無いんだな?」
忠則は今度は真剣な顔でうなずいた。
いきなり右手をあげる。
「すいません、珈琲のおかわりいいですか?」
「どうぞ。」
忠則はドリンクバーに歩いていく。
なんだか憎めないデブだった。
新しいアイス珈琲を一口啜り、会社員は、声の調子まで変わっている。
ビジネスモードから真剣モード。
「あの人は自分の意思で「カプル」に居るんじゃ無いんです。昼は高田馬場にある中堅の専門商社で、専務のOLをしてるんです。」
「業種は?」
「iCやメモリ輸出入だそうです。主な取引さきは台湾とシンガポール。」
「ふむ(普通のフリーターが咄嗟には答えれる内容じゃないな。…多分、エリは本物の商社OLだな。)」
俺は冷めてしまった珈琲を流し込む。
「けど、出会い系もアルバイトだろ?自分から進んで店に行かないと始まらないだろ?」
忠則は悔しそうにうなずいた。
「えぇ、そうです。あの手の店は風俗ではないから、警察の許可もとってないし、かといって酔っ払ったクレーマーみたいな客も断るわけにいかない。」
ここまで聞いて脳裏に嫌な予感が過る。
「それで…こっちのほうと裏で繋がってて…」
池袋だけでなく、日本中の街によくあるバカげた話し。
俺は先に答えを書きながら答えた。
「…どこかの組みにみかじめを払ってると」
「あぁ、そうです。みかじめ料っていうんですよね。あのセコムとか、アルソックみたいな」
それは全然違うだろ、警備会社の人間が聞いたら泣くぞ?
「ヤクザがらみかよ…」
俺は隣の席の禅をチラリと見た。
カタカタカタ…
スイマセンm(__)m
忠則にバレない様にノートパソコンのディスプレイを向けてきた。
「金だよな」
俺はどんな問題の答えにも当てはまるカギを投げてやった。
「はい、でもそのお金は、エリちゃんの母親の借金なんです。」
また、話が面倒なことになってきた。
俺は手帳の新しいページを開いた。