ー特別編ー出会い系クリスマスラプソディー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
暖かな12月…
今年の冬は暖冬らしい。
ーともきのマンションー
「はぁ~12月かぁ…」
俺はクルクルと親指~小指へ、そしてまた親指へとペンを回しながら呟いた。
「悠、少しは勉強したらどうなんだ?」
家主であり親友のともきが頬杖を付きながら俺を見てくる。
「してるだろ?」
「それがか?」
手元に置いてある本には懸賞クロスワードと書かれている。
「温泉旅行ペア宿泊券が当たったら一緒に行きましょうね♪アナタ。」
にっこりと最高の微笑みを向けた。
「……」
「おいおい、そんなどっかの王様みたいな目で見るなよ。」
「何が悲しくて男2人で温泉旅行なんだよ。あと、アナタって何だ。」
「2人で美味い飯を食って、2人で温泉に浸かって汗と疲れを流して、2人で美味い酒を飲む…最高じゃないか?」
「……そう、言われると良いかもな。けど、どうせなら…」
「皆で行きたいか?」
「えっ…あぁ。」
俺は先に言ってやった。
ともきの考える事ぐらいは判る。
「なら、卒業旅行で考えとくのもありかもな。」
「卒業旅行か…できるのか?」
「今からちゃんと予定決めてたら余裕だろ。」
「いや、そうじゃなくて。」
「何だよ?」
「悠がちゃんと卒業出来るかって意味で。」
「わぉ…わりとナイーブなハートにクリティカルヒットですよ。」
俺は大袈裟にバタリと倒れた。
「はは、冗談だよ。」
ともきはケラケラと笑ってお茶を飲もうとする。
「……ペア旅行券当たったら、つかさと行ってやる。」
「ブォッホ…ゴホッ!ゴホッ!」
俺の一言に、ともきは盛大にお茶を吹き出した。
「ちょ、おま…悠!」
「にひひ。冗談だ。ペア旅行券が当たったら、お前にやるよ。それで、つかさと行ってこい。」
俺はニャリと八重歯を見せて笑った。
「お、俺は…その…別に……」
「ともき…」
「うぉ?!いつの間に…」
ともきの横に移動して肩を抱く。
「なんだ、急に…」
「いいから、聞け。それで想像しろ…」
俺はゆっくりと呟く…
「つかさと2人で旅行だぞ?移動はどうなる?」
「そりゃ…電車とかだな。」
「そうだ、の~んびりと景色を眺めながらの旅、しかも、目の前にはつかさの笑顔だ…」
「………」
「もしくは…前じゃなくて隣に座ってて…気がつけば柔な寝息が聞こえてくる…。」
「………」
ふっわ…と香る甘い匂い。つかさが持たれてきて…可愛い寝顔。
「そんな一時を過ごし、旅館につく、同じ部屋。つかさが浴衣に着替えくつろいでいるとすぐに夕食だ…」
「……」
照れた顔で似合う?と聞いてくるつかさ…
けっこう食いしん坊のつかさに好きな物をあげたりしたら幸せそうな笑顔…
「最高の食事と笑顔で腹も胸もいっぱいになったお前は風呂に行こうとしたら……」
「……し、しらた?」
「顔を真っ赤にしたつかさがお前の服を掴んで……」
(「こ、ここって…こ、混浴が…」)
プルルル!!
「はい、もしもし?誰だ?」
「どわっ?!」
ズデェーン!?
俺が携帯に出ると、ともきはバランスを崩して派手に転んだ。
今年の冬は暖冬らしい。
ーともきのマンションー
「はぁ~12月かぁ…」
俺はクルクルと親指~小指へ、そしてまた親指へとペンを回しながら呟いた。
「悠、少しは勉強したらどうなんだ?」
家主であり親友のともきが頬杖を付きながら俺を見てくる。
「してるだろ?」
「それがか?」
手元に置いてある本には懸賞クロスワードと書かれている。
「温泉旅行ペア宿泊券が当たったら一緒に行きましょうね♪アナタ。」
にっこりと最高の微笑みを向けた。
「……」
「おいおい、そんなどっかの王様みたいな目で見るなよ。」
「何が悲しくて男2人で温泉旅行なんだよ。あと、アナタって何だ。」
「2人で美味い飯を食って、2人で温泉に浸かって汗と疲れを流して、2人で美味い酒を飲む…最高じゃないか?」
「……そう、言われると良いかもな。けど、どうせなら…」
「皆で行きたいか?」
「えっ…あぁ。」
俺は先に言ってやった。
ともきの考える事ぐらいは判る。
「なら、卒業旅行で考えとくのもありかもな。」
「卒業旅行か…できるのか?」
「今からちゃんと予定決めてたら余裕だろ。」
「いや、そうじゃなくて。」
「何だよ?」
「悠がちゃんと卒業出来るかって意味で。」
「わぉ…わりとナイーブなハートにクリティカルヒットですよ。」
俺は大袈裟にバタリと倒れた。
「はは、冗談だよ。」
ともきはケラケラと笑ってお茶を飲もうとする。
「……ペア旅行券当たったら、つかさと行ってやる。」
「ブォッホ…ゴホッ!ゴホッ!」
俺の一言に、ともきは盛大にお茶を吹き出した。
「ちょ、おま…悠!」
「にひひ。冗談だ。ペア旅行券が当たったら、お前にやるよ。それで、つかさと行ってこい。」
俺はニャリと八重歯を見せて笑った。
「お、俺は…その…別に……」
「ともき…」
「うぉ?!いつの間に…」
ともきの横に移動して肩を抱く。
「なんだ、急に…」
「いいから、聞け。それで想像しろ…」
俺はゆっくりと呟く…
「つかさと2人で旅行だぞ?移動はどうなる?」
「そりゃ…電車とかだな。」
「そうだ、の~んびりと景色を眺めながらの旅、しかも、目の前にはつかさの笑顔だ…」
「………」
「もしくは…前じゃなくて隣に座ってて…気がつけば柔な寝息が聞こえてくる…。」
「………」
ふっわ…と香る甘い匂い。つかさが持たれてきて…可愛い寝顔。
「そんな一時を過ごし、旅館につく、同じ部屋。つかさが浴衣に着替えくつろいでいるとすぐに夕食だ…」
「……」
照れた顔で似合う?と聞いてくるつかさ…
けっこう食いしん坊のつかさに好きな物をあげたりしたら幸せそうな笑顔…
「最高の食事と笑顔で腹も胸もいっぱいになったお前は風呂に行こうとしたら……」
「……し、しらた?」
「顔を真っ赤にしたつかさがお前の服を掴んで……」
(「こ、ここって…こ、混浴が…」)
プルルル!!
「はい、もしもし?誰だ?」
「どわっ?!」
ズデェーン!?
俺が携帯に出ると、ともきはバランスを崩して派手に転んだ。