―星桜の樹前―

「なぁに言ってんの悠
今日はお祭りだよ今から遊ばなきゃ」

こなたが俺の腕を引っ張る。

「お、おい」

「ほら、行くわよ」


かがみにも引っ張られ強制連行されていく。


―金魚すくい屋―

「という訳で勝負だよ悠
!!」

「何がという訳だか・・」

俺は結局出店を周る事になり最初は金魚すくいをやることになった。

「まぁいいじゃないの」

かがみもやる気まんまんだ

「そうだな、よし勝負乗ってやろう。五人分網頼むわ」

「はい、どうも1000円ね」

俺は千円札を学生に渡す。

「それじゃあ開始!!」

こなたが開始を宣言する。

～つかさ～

「えい!」

網の面を横にして水につけたので
すぐに破けてしまう。

「あぁやぶけちゃったよ～」

いや、勢いつけすぎだろっと俺は心でつっこむ。

～みゆき～

「あらら、あらら」

金魚の動きに追いつけづに居る。

さすがみゆき、いちいち萌えるうごきだな

～かがみ～

「・・・」
すぃー　すぃー　
じりじり

「・・・」
すぃーすぃー
じりじり

かがみが近づくと金魚は何故か逃げていく。

あれはかがみの能力かなにかか?

～こなた～

「ほぃっと」

三匹目に突入中
まぁ普通だな

～悠～

「やっぱ俺が決めるしかないな」

網を少しだけ水に浸けて網の半分だけで
ヒョイ　ヒョイっと金魚を掬っていく

「ほい、次」

手に持ったおわんがいっぱいになり次のおわんに入れていき
・・・
・・
・
調子に乗って約40匹ほど掬ってしまい、仕方ないので近くに居た白石に押し付けて俺たちは逃げ出したのだった。