―大広間―

「これ…俺か?」

鏡には、青い髪で微かにメイクを施され後ろ髪を1束だけ長く縛られた…俺が居る…

「そうよ!いい感じでしょ!」

千草がＶサインする。

「な、何がいい感じた!!どういう事だこれ!っか下も着替えさしたのか!!」

裸だった上半身は半袖のあっさりとした赤のチャイナ風の上服にズボンはいつの間にかキュロットに変わっている…

「いや～寝てるから色々やっちゃた、テヘ!」

パシャ!

こなたはカワイコぶるが確り携帯で撮影する。

「こら!撮るんじゃねー!」

こなたを捕まえようとするが

「こらこら、暴れないの折角のメイクが落ちちゃうじゃん!」

「あーもー脱ぐぞ!」

らちが明かないと思い上服を脱ごうとするが

「いいの～?脱いだらこの写メ亮達に送信するよ?」

「なっ!!」

千草が携帯を振りながら俺を脅してくる

「どうしろと…」

流石に亮にこの姿は見られたくない…

「そうだね～ん～買い物行こうか!」

こなたが提案する。

「いやいやいやいやいや!!無理無理無理無理!!!」

俺は全力で首を左右に振る、こんな姿で外に出ればどんな視線の的に晒されるか判ったもんじゃない…

「大丈夫!今すっごく美人だし!ことり君」

久瀬が追い討ちをかけてくる

「何が美人だキモイ事言うな～!!」

俺が立ち上がって抗議するが…

「じゃあ、亮にメールしようかな～」

「かがみ達に面白い画像送ってあげようかな～」

「彩ちゃん何してるかな～」

「すいません、マジ勘弁してください…買い物付き合いますから…」

俺は諦めるいや、生き延びるのだいつもの日常を取り戻すために…

「じゃしゅーぱつ!あっそうだ外で呼ぶときは悠じゃ無くてゆうね!きゃー可愛い!!」

千草のテンションが一層高くなる

「好きにしてくれ…」

「あ!あと外では声のトーンと喋り方気をつけてねゆう～」

こなたがはしゃぎながら俺の肩を叩く。

「判りました、…これでいいかしら?」

「凄い!ことりくん完璧だよ～」

久瀬に褒められるが全く嬉しくない…

「はいはい、行くよ～(わよ～)」

こなたと千草が俺の腕を引いて外に連れ出す。