三位一体と俺
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ひとしきりイジメ……楽しんで一階に降りるとすっかり朝食の準備は終わっていた。
俺の指定席であるウッドチェアーに腰掛ける。
本当は皮張りのソファーが一番愛着があるのだが……今はマリオが丸くなっているので使えない。
いや、マリオを退かしてまで使うことなんか出来ないし、むしろマリオが使うためなら俺は床にでも座るし邪魔なものを排除する覚悟だってある。
まぁ、そこまで尽してもツンなマリオはニャンともいってくれないけどな。
向かい側には不機嫌な顔のカゲコ。
左隣には自称SP(居候)の雪之丞楓子ことデコ。
右側には家政婦になりつつある駒狸雷果。
それで現時点でこの家にいる人間は全員集合した。
「師匠おはようございますやよ。」
「おう。おはよ。」
「どうぞ、今日の新聞っすやよ」
俺が新聞を受けとると、デコは期待に満ちた目でこっちを見ている。
倒したスライムが仲間になりたそうな目をするのはこんな感じなのかもしれない。
俺は思いきりデコの頭を撫で回してやった。
片手じゃなくなく両手で、髪がぐしゃぐしゃになるのも気にしてない様子で笑っている。
頭の悪い犬みたいだ。
「師匠、ご褒美ありがとうございますっすやよ」
尻尾があったら間違いなく千切れないばかりに振り回してるだろうなぁ。
「はいはい、ご苦労さん」
新聞を広げると、今度は駒狸がいった。
「悠くん、ご飯の時は新聞あとにしませんか?冷めちゃいますし…」
「え、あーごめん。」
俺は慌てて広げた新聞を折り畳んだ。
「あ、いや、いいんです!出過ぎたこといって…その…暖かいうちに食べてほしいとかじゃなくてその…あの…」
「待ってくださいっすやよ!新聞を持ってきたのは私っす!どうか、怒るのなら私を…」
「ぜ、全然、全然怒ってないですよ!デコちゃんさん、そんな頭を下げないでください!こちらこそすいません!」
「いやいや、そんな…」
なんか俺を無視して二人で謎の謝罪合戦が始まってしまった。
どうしようかと前にいるカゲコに視線を向けてみた。納豆を不機嫌そうにかき混ぜながらいった。
「お前らバカじゃねぇの?」
的確な言葉だったがなんかムカついたので足先で太ももの辺りを擦ってやった。
ひゃっと小さく悲鳴をあげてぷるぷると震える。
めっさ面白い。
「駒狸さんもデコもとりあえず、ご飯食べないか?」
「あ、はい。そうですね」
「いただきまーすっやよ」
朝から賑やかなのはここ最近いつもの事だけど、こーゆーのも悪くないよな。
「あ、そうだ。悠くん、よかったら今日何処かに出掛けませんか?」
「急にどうした?」
「いえ、ほらこのところずっと家に居ましたし……その、悠君達とお出掛けしたいな…って思って」
無意識にやってるのかもじもじと指先を付き合わせてる仕草が可愛すぎる。
「そのくらい全然いいぞ。」
パァッと表情を輝かしていった。
「じゃあ、今日はみんなでお出掛けできますね!」
そんなに俺とのお出掛けが……みんなでお出掛け?
横を見てみるとデコが親指を立てているし、前のカゲコもニヤニヤと笑っていた。
ふむ、どうやら俺は荷物係とかその類いにはめられたらしい。
俺の指定席であるウッドチェアーに腰掛ける。
本当は皮張りのソファーが一番愛着があるのだが……今はマリオが丸くなっているので使えない。
いや、マリオを退かしてまで使うことなんか出来ないし、むしろマリオが使うためなら俺は床にでも座るし邪魔なものを排除する覚悟だってある。
まぁ、そこまで尽してもツンなマリオはニャンともいってくれないけどな。
向かい側には不機嫌な顔のカゲコ。
左隣には自称SP(居候)の雪之丞楓子ことデコ。
右側には家政婦になりつつある駒狸雷果。
それで現時点でこの家にいる人間は全員集合した。
「師匠おはようございますやよ。」
「おう。おはよ。」
「どうぞ、今日の新聞っすやよ」
俺が新聞を受けとると、デコは期待に満ちた目でこっちを見ている。
倒したスライムが仲間になりたそうな目をするのはこんな感じなのかもしれない。
俺は思いきりデコの頭を撫で回してやった。
片手じゃなくなく両手で、髪がぐしゃぐしゃになるのも気にしてない様子で笑っている。
頭の悪い犬みたいだ。
「師匠、ご褒美ありがとうございますっすやよ」
尻尾があったら間違いなく千切れないばかりに振り回してるだろうなぁ。
「はいはい、ご苦労さん」
新聞を広げると、今度は駒狸がいった。
「悠くん、ご飯の時は新聞あとにしませんか?冷めちゃいますし…」
「え、あーごめん。」
俺は慌てて広げた新聞を折り畳んだ。
「あ、いや、いいんです!出過ぎたこといって…その…暖かいうちに食べてほしいとかじゃなくてその…あの…」
「待ってくださいっすやよ!新聞を持ってきたのは私っす!どうか、怒るのなら私を…」
「ぜ、全然、全然怒ってないですよ!デコちゃんさん、そんな頭を下げないでください!こちらこそすいません!」
「いやいや、そんな…」
なんか俺を無視して二人で謎の謝罪合戦が始まってしまった。
どうしようかと前にいるカゲコに視線を向けてみた。納豆を不機嫌そうにかき混ぜながらいった。
「お前らバカじゃねぇの?」
的確な言葉だったがなんかムカついたので足先で太ももの辺りを擦ってやった。
ひゃっと小さく悲鳴をあげてぷるぷると震える。
めっさ面白い。
「駒狸さんもデコもとりあえず、ご飯食べないか?」
「あ、はい。そうですね」
「いただきまーすっやよ」
朝から賑やかなのはここ最近いつもの事だけど、こーゆーのも悪くないよな。
「あ、そうだ。悠くん、よかったら今日何処かに出掛けませんか?」
「急にどうした?」
「いえ、ほらこのところずっと家に居ましたし……その、悠君達とお出掛けしたいな…って思って」
無意識にやってるのかもじもじと指先を付き合わせてる仕草が可愛すぎる。
「そのくらい全然いいぞ。」
パァッと表情を輝かしていった。
「じゃあ、今日はみんなでお出掛けできますね!」
そんなに俺とのお出掛けが……みんなでお出掛け?
横を見てみるとデコが親指を立てているし、前のカゲコもニヤニヤと笑っていた。
ふむ、どうやら俺は荷物係とかその類いにはめられたらしい。