―秘密の花園―

「なんつー名前の店だよ・・」

結局俺は連れてこられたのだ。

「ささ、行くっすよ!」

「レッゴー!」

さっきよりもテンションがかなり高くなった二人に引っ張られていく。

「はぁ～色々有るな・・・」

流石と言おうか何と言うか・・

「おお、新刊でてるっす!」

「ひより、こっちも有りマスヨ!」

二人はドンドン進んでいく、俺は一人にされるのは勘弁と思い二人を見失わないようついていく。

「・・・じー」
「・・・じー」
「・・・じー」

ゾクっとなり。

「な、なあ二人とも?」

「どうしたっすか?」

「何かさっきから視線を感じるんだけど・・・」

「それは悠が目立ってるからデスヨ!」

「俺が?」

まぁ確かに浮いた存在だけど・・・

「そんなに目立ってるか?」

「そりゃもう悠先輩の顔萌え顔っすから!!」

「頼むから早く帰ろうぜ・・・」

全身に震えが来る

そんな話をしていると

「あーひより～」

「おお久しぶりっす」

どうやらひよりの知り合いのようだ

「ひよりその人は?」

俺に視線を向ける。

「えっと・・自分の彼氏っす//」

「ええー!ほ、本当ですか?」

友人は信じられない様だ。

「ああ本当だ・・・」

「すご～い・・超かっこいい・・」

「しかも悠は天才デスヨ」

パティ頼むから適当な事言わないでくれ・・・
俺は心で叫んでいた。